原点に立ち返って - 変だ!?と思ったら正そう -
しばらく "軟ネタ" が続いたので、今日は「正を履んで畏れず」の原点に立ち返ろう。
先日、社団法人日本ケーブルテレビ連盟からメールが届いた。開けてみると、右肩に「総情域第84号」とあり、総務省政策統括官・清水英雄名で同連盟・唐澤俊二郎理事長宛に出された文書の写しだった。
指摘事項は「東京の武蔵野三鷹ケーブルテレビ」で、今年四月に放送された番組において『政治的公平性』が損なわれていた。加盟各社とも法令遵守を徹底せよ」というもの。
より具体的に言うと、武蔵野市長から代議士になった土屋正忠さんを取り上げた同社の自主制作番組『わがまちジャーナル』の特集コーナーの内容を「問題あり!!」としている。
この問題は、ライバル関係にある菅直人陣営からの抗議がきっかけとなって表面化。読売新聞が五月十三日付けの紙面で報道し、総務省の対応が注目されていた。
ちなみに、武蔵野三鷹ケーブルは大手オペレーターのジャパンケーブルネット(東京都中央区)のほか、武蔵野、三鷹両市が各一千万円出資している「第三セクター」局だ。
前置きが長くなったが、実は同じような事例が島原市内(市長選)でも起きている。しかも最も公平性を期さねばならない "選挙戦の最中" に。
一年半ほど前のことなのでご記憶の方も多いと思うが、雲仙市内に本社を置く某局は、片方の候補者には堂々と「政見放送」という形式を取り、もう一方については「出演を断られた」との理由でテロップ&音声のみの紹介。
さらに驚くべくは選管から注意を受けながらでも、投票日当日まで "偏向報道" をしていた。なのに、お咎めなし。
「男はだまってサッポロビール」。往年の名俳優・三船敏郎の物真似で入社試験(面接)を切り抜けた豪の者の話も懐かしいが、もともと日本では口数が少ないことが「了」とされてきた。洋の東西を問わず「沈黙は金」の諺もある。
しかし、果たして全てにおいてそうだろうか。最近では英文学者としてより歴史学を含めた社会評論家としての活躍が目立つ渡辺昇一さん(上智大学名誉教授)が月刊『致知・8月号』に論文を寄せている。
『歴史の教訓』と題されたその論文は「国際社会では多弁でなければならない。日本人よレトリック(修辞)を鍛えよう」との見出しで、弱腰外交の不合理性を追及している。
島原半島が生んだ彫塑界の巨星、故北村西望翁をともに名誉市民と仰ぐ武蔵野&三鷹でおかしいと指摘された事がどうして島原では不問に付されるのか。同じ日本なのに。これって「政治」それとも「風土」。
1 Comments:
島原市長選挙での某ひまわりてれびの報道の一件ですね。本多さんもあれで貧乏くじ引いたようなものですからね。
まぁ田舎ならではの「なぁなぁ主義」なんでしょうけど、あんなことがまかり通る様じゃぁ、島原半島はいつまで経っても二流どころか三流以下です。
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