どんぶり勘定の語源は - つらいけど毎日を微笑んで!! -
世間を騒がせている長崎県庁の「預け」問題を扱っている記事の中に「どんぶり勘定」という表現が出てくる。それって一体?社員に聞いてみたが、誰も知らない。
広辞苑を引いてみた。「どんぶり」(丼)に関しては 1.深い厚手の陶製の鉢 2.更紗・緞子などで作った、金などを入れる大きな袋。若い遊び人が好んで用いた 3.職人などの着ける腹がけの前かくし。金などを入れた 4.丼飯の略?などなど。
関連して「どんぶり勘定」の欄には、「 3 から転じて(一説には 2 )、予算を立てたり決算をしたりせず、手もとにある金にまかせて支払をすること。また、それに似た大まかな会計」とあった。
なるほど、そういうことだったんだ。納得納得。筆者も含めて社内の知的レベルを暴露することになるが、後で考えるとかなりの「異説」「珍説」も飛び出した。
【その1】どんぶり鉢の中に米粒を入れて、どれくらいの数が入っているか〃目分量〃で計ることからきている。【その2】どんぶり飯を沢山お代わりして食べるような人は、余り小さなことには拘らないことに由来している。
漢語調で言えば、「まさに汗顔の至り」ということになろうが、知らないことが却って〃強み〃ともなるから人生は面白い。
さて「牛丼」と言えば、昔はハヤイ・ヤスイ・ウマイの「吉野家」と相場が決まっていたが、最近は「松屋」やら「すき家」やらが出てきて、ややこしくなってきた。
ところで「カツ丼」はどこで生まれたか?諸説あるようだが、「東京・早稲田馬場下にある『三朝庵そば店』がその始まり」との説を信じている。
先年亡くなった「すし勝」のご主人、下田和夫さんが良くおっしゃっていた。「和食の料理人の腕前はダシの善し悪しで試される。丼物を食べれば、それがすぐ分かる」と。
「すし勝」のカツ丼はボリュームがあって、確かに美味かった。その味はきっと息子2人(新町・ダイニング和)にも伝授されているはずだから、焼酎ばかり飲まないで今度行ったらカツ丼を頼んでみよう。
まったく関係ないが、昔タイに「トンブリ王朝」というのがあった。18世紀末にそれを倒したラーマ一世がバンコクのチャオプラヤ河畔に建てたのが、かの有名な「ワット・アルン」(暁の寺)だ。
もう久しく訪れていないので忘れてしまったが、整然としたシンガポールの「チャンギー」(国際空港)とは好対照をなす「ドンムアン」(同)の独特な雰囲気が懐かしい。
タイ航空に乗ると「ランの花」をくれる。挨拶は「サワディー」。微笑みの国だ。色々つらい事ばかりの毎日だが、カツ丼でも喰って笑って過ごすか。
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