2008/12/27

畳と女房は新しい方が…もう少し娑婆に置いて下さい!!

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

昨日、ほぼ20年ぶりに自室の畳が替わった。イグサ特有の日なたのような香りが廊下にまで伝わってきて、何かしらフレッシュな気分になる。

思わず「やはり、畳と女房は新しいに限る」と口走ったら、古女房が「だったら貴方が出て行けば」と、トヨタやソニーの経営陣ばりの〃暴言〃を浴びせかけてきた。

この厳しい歳末に、何処へ行けと言うのか?せめて、もう少し水が温むまで待って貰えないものだろうか…。ゴルフのシングルは当面難しそうだが、生活上のシングルは奥様の「匙加減」次第のようだ。

「匙を投げる」の辞書的意味は、「医者が治療をあきらめること」から転じて「成功の見込みがないこと」の例えだが、イラクでは先頃、会見中の米・ブッシュ大統領に「靴」が投げられた。

幸いにして、2足(度)とも〃直撃〃は免れたが、青ざめた大統領の表情が印象的だった。今や同国では、この犯人(ジャーナリスト)は〃英雄〃扱いされているそうだが、その心はきっと「匙を投げたい気分」だったのだろう。

国際政治が専門でもなんでもないので、なぜ米国がイラクに戦争を仕掛けたのか―の本当の理由は知るよしもないが、同国の平和を根底から覆し、同国民の不安を煽ったことだけは確かだ。

一方、我が国では今年、一挙に4人ものノーベル賞受賞者(物理3人、科学1人)が誕生し、全国民が慶びに沸いた。また、過去には、沖縄返還を成し遂げた佐藤榮作元総理が「ノーベル平和賞」に輝いたこともある。

ところで、耳慣れない言葉だが、同賞のパロディ版とも言える「イグノーベル賞」というのがある。今年の日本人の受賞作が何だったか忘れたが、確か昨年は「牛糞を香料に使ったバニラアイス」ではなかったか?

その伝でいけば、ブッシュ大統領にも「イグノーベル賞」をあげれば良かったのに、と思う。勿論、その研究テーマは「平和」ということで!?おっと、こんな記事を書いていると、核ミサイルが飛んで来るかも知れない。ジョーダンですよ、ジョーダン!!

ただでさえメタボの症状が進んで血圧が上がり〃命〃が危ないというのに、ミサイルなんぞが飛んできたら、ひとたまりもなく殺られてしまう。周囲にも迷惑が及ぶし…。

そうした〃不安〃に駆られて白土湖の周りを歩いていたら、黒い軽のワゴン車に乗った人物が、こちらの方を見て、しきりとお辞儀をしている。目を凝らしてよく見たら、菩提寺のご住職様であった。

「どうしました。お送りしましょうか?」 - 。大変に有難い申し出ではあったが、まだ「お坊様に送られる」のは少し早いと思ったので、丁重にお断りした次第。