2010/08/24

汗をかいて分かること!…身の回りに多くの研究素材

言うまいと思へど今日の暑さかな…。誰の川柳か知らないけれど、「処暑」を過ぎてなお衰えを知らぬ「酷暑」の長尻に、辟易とされている方もさぞかし多いことだろう。

天気予報の番組で「最高気温」と「最低気温」が報じられるようになって久しいが、こうまで暑い日が続くと、筆者のような肥満体質の人間は、朝と夜とでは体重の移動が目まぐるしい。「乱高下している」と言ってもよいくらいだ。

昨夜は思いっきり晩飯をかきこんだ後に、敬してやまない「兄貴分」の方々よりお誘いがあり、焼酎の水割りをご馳走になった。さすがにツマミにまでは箸がのびなかったが、LLサイズのTシャツの腹回りはもう張り裂けんばかり。

時候がよければ、早朝の散歩で蓄積エネルギーの消化に励むところだが、何分まだ「日の出」が早いのと、水遣りの日課が控えていてそれも叶わぬ。

それでも存分に用を足した後では、自然と腹は空く。そこをぐっと堪えて納豆飯一杯で朝餉を済ませて出勤。今日も例によってカンカン照りのようだ。

そうだ!以前から気になっていた事務所周辺の「雑草(くさ)むしり」をしようと、独り手鉤(かぎ)のような農機具で根っこを掘り起こしていたら、NTT島原営業所の菅さんが「うちも手伝うよ!」と援軍を送ってくれた。

おかげで、午前中いっぱい予定していた除草作業は1時間ちょっとで終了。「人海戦術」とはまさにこのこと!ありがとうございました、菅所長&NTTの皆さん。

ただ、「汗」だけはタップリかいた。前夜の焼酎の残り香も、仕事上のストレスも何もかも、すっかり発散できたような感じで、何とも清々しい。加えて、体重2キロ減というオマケまでついてきた(ただし、昼飯時点まで…)。

この時節、内勤の仕事ばかりをしていると、戸外での仕事のつらさをつい忘れてしまいがちになる。例えば、我が社の場合で考えれば、電柱や屋根に昇ることも多い工事班や、取材スタッフの苦労には並々ならぬものがある。

先の小学生ソフトボール大会に出席してみて改めて、その思いに至った。照りつける日差しの強さ、それが体力に及ぼす影響度…。彼(女)らは愚痴一つこぼすでもなく、淡々と日々の仕事としてこなしてくれている。

プレーに没頭していた選手も大変だっただろうが、審判員の皆さんも、我が社の運営スタッフも、それ以上にくたびれたに違いない。自然、頭が下がる。

ところで、24日付の読売社会面には、長崎県議数名の「政調費」の使途が怪しからんと、トップ記事で批判されていたが、「政治のありよう」を研究する素材は、身の回りにゴマンとあることを、この汗とともに敢えて提起しておく。