2010/08/02

もうすっかり〃夏バテ〃…「心太」と書いてトコロテン

東海林さだお先生描くところのタンマ君だったら「アジジッ…」とでも嘆くのであろうか、この日照りの強さ。今日は本当にクソ暑い!全国で百何十人もの人々が一斉に〃熱中症〃に罹るのもむべなるかな、といった感じである。

映画『フーテンの寅さん』シリーズで、浅岡ルリ子さんがマドンナ役だったかで出演していた作品(確か沖縄が舞台)で、主人公の渥美清さんが電柱の影に〃涼〃を求めていた滑稽なシーンを懐かしく思い出してしまう。

こんなに暑いと、体の中から冷やすのが手っ取り早い〃耐暑法〃と言えないこともないが、まさか昼の日中からビールを飲むわけにもいかないし、かと言ってアイスクリームも甘ったるいしなぁ…。

そうだ、メタボの味方!トコロテンがあった。何せカロリーは「ゼーロ!」(市川海老蔵の奥様となった小林麻央のモノマネ)だと言うし、味付け次第では結構いける。

漢字で書くと「心太」。材料はテングサなどの海藻類だそうで、今で言う「ヘルシー食品」の一種であることは間違いない。ところで(駄洒落じゃないよ)、島原で有名な郷土料理「イギリス」は天草では食べないというが、本当かな?

いかん!いかん!今日のお題は「トコロテン」だった。なぜ「心太」という字を充てるのかについては、奈良・正倉院の時代まで遡るという説もあるくらいだから、歴史ある日本食の一つなのだ。

それにしても、だ。普通に考えれば、心を表す形容詞で言うと、「広い」「狭い」が一般的だが、「心が太い」とは一体?

そうだ!思い出したぞ。県商工会連合会長の宅島寿雄さん(宅島建設社長)の座右の銘の1つに、こういうのがあった。「気は高く、心は広く、頭は低く」と。

なるほど、こうした姿勢で暮らして(仕事をして)いけば、周囲の信頼もさらに高まろうというものだ。反省!反省!

しかし、だ。この場合も「心」にくっ付いた形容詞は「広い」であって、「太い」ではない。「心」の同義語が「神経」であれば、腑に落ちるのだが、両者は似て非なるものだし…。

あーもう、何が何だが分からなくなってしまった。いっそのこと「トコロテン方式」で、正しい答えが一突きで押し出てきたらいいのになぁ…。

いやいや、世の中そんなに甘くはないぞ。真理を究めるには、もっともっと沢山の書物を読んで、先達や他人の考えを丁寧に調べ上げなければ…。

いやー、無理、無理。この暑さでは、勉強なんかできるはずがない。ここは一つゆっくり静養して、熱中症対策を第一にすべし。

それに毎食、ゴハン代わりにトコロテンを食べていたら、頭も体もすっかり緩んでしまって…。