2011/09/12

街中で〃コケコッコー〃…熊本城で朝の散策を楽しむ

先週末は対岸の熊本に渡って、沖縄を除く九州7県の新聞社が合同で開催した「九州創発塾2011熊本大会」なるセミナーに出席してきた。一言で印象を述べるとすれば、「大変参考になった」と思う。

何より講師陣が素晴らしかった。総合コーディネーター役は今をときめく脳科学者の茂木健一郎さん。竹中平蔵さん(慶應大学総合政策学部教授)や、宮崎緑さん(千葉商科大学政策情報学部長)ら豪華ゲスト陣が脇を固めた。

セミナーの内容についてはいずれ日を改めて紹介するつもりだが、よほどのことがなければ滅多に泊まることもない、近くて遠い街「くまもと」に泊まって色々と考えさせられたことも事実だ。

筆者に割り当てられた宿はセミナー会場の日航熊本から歩いて5分ほどのアークホテル。すぐ目の前には坪井川を挟んで、NHK熊本放送局。さらにその奥には熊本城が控えており、ロケーション的には、まさに〃一等地〃だ。ただ、初日の晩は夜の街に繰り出すこともなく、早めに床に就いた。

狙いは至極単純。ふだん「島原城」でやっていることをそのまま「熊本城」にスライドさせることにあった。深酒をしていないせいか体調はすこぶるよく、時計に頼ることもなく5時前にはパッと目が覚めた。

と、どこからともなく鶏の鳴き声が聞こえてくるではないか。謎はすぐに解けた。ホテルの隣が熊大教育学部付属の幼稚園で、恐らくそこで飼育されているものだろう。

前日、パルコ内のスポーツ店で仕入れたばかりのウォーキンググッズを身にまとって表に出た。当然、日の出前の時間帯だからまだ暗い。

人気のない大通りを渡って、早速城郭コースに入る。ある程度坂道を登りつめた辺りに明かりが点いている店があった。中を覗くと、はちまき姿の若者が数人、小型バイクのチューニングに汗を流していた。

大津のホンダ技研のレース場で走るのだろうか…。いずれにしても「肥後もっこす」と言うか、熊本らしいな、と感心しながら歩を進めた。

空がうっすらと白み始めた頃合いを見計らったかのように、一斉に歩く人の数が増えてきた。声を掛けていいものかどうか迷っているうちに、「おはようございます」と先手を打たれてしまった。

そうか、挨拶はいずこも同じか!今度は自分から進んで。何とも清々しい気持ちだ。

自分としてはホテルまでの歩行ルートを定めていたつもりだったが、熊本城が余りに大きいものだから、いつの間にか道に迷ってしまった。

そうこうしているうちに辿りついた先は「○○○」という大きな斎場だった。〈まるで人生のようだ〉と苦笑するしかなかった。