時機(タイミング)逸した残暑見舞い…黄門様も視聴率には勝てず…
最近どういうわけか『水戸黄門』(TBS系)にハマっている。再放送ではなく、里見浩太朗さんが出ている最新版のやつだ。
ここ2週、両親とともに茶の間で観た。「最初から筋書きの分かった勧善懲悪劇」などというもっともらしい批判など〃どこ吹く風〃だ。自分が正直に「面白い」と感じているのだから勝手でしょ!
ただ、この日本に冠たる〃長寿番組〃も、低視聴率には勝てず、とうとう今期限りで打ち切られるそうだ。残念、無念…。
同シリーズは、学園紛争の余韻冷めやらぬ昭和44年、「ナショナル劇場」としてスタートした。初代黄門様は東野英治郎さん。
以来、その役は西村晃さん、佐野浅夫さん、石坂浩二さんときて、現在の里見さんへと続いている。個人的な話で恐縮だが、佐野さんと石坂さんとはお会いしたことがある。
主題歌はずっと変わらず『ああ人生に涙あり』―〈人生楽ありゃ 苦もあるさ 涙の後には 虹も出る 歩いて行くんだ しっかりと 自分の道を 踏みしめて♪〉
単純と言えば単純な歌詞だが、人生の〃真実〃を言い当てている、とも思う。そう、昔から言うように、世の中おしなべて「苦あれば、楽あり」だ。
ただ筆者のように「苦ばかり」が相当期間続いていると、アイドル路線から一転して新興宗教に走った桜田淳子さんのように「クッククック…」と呟きながら、この世にいるはずもない〃青い鳥〃を追い求めるようになる。ご注意!!
ところで、同じ時代劇でもNHKの大河ドラマと違って、民放の場合は必ずスポンサーが付く。ほぼ15分刻みで繰り返されるこのPR活動もまた、楽しみと言えば楽しみだ。
なぜなら、大概そこに登場してくるのは〃今が旬〃の人気タレントだから、である。今の『水戸黄門』で言うと、福岡県出身の吉瀬美智子さんだ。
映画やテレビなどでの配役は〃キツーイ〃感じの役柄が多いようだが、「エコ商品」を扱っている同社のCMの中で演じているのは、和服の良く似合う〃優しい〃奥様だ。
季節柄を反映して、そのキャッチコピーには、万年筆を手にした吉瀬さんによる「残暑お見舞い申し上げます」とのナレーションが被せられている。
別段、このCMに触発されたわけではないのだが、実は筆者も盆明けに「残暑お見舞い」を出そうと準備をしていた。ところが、ところが…。
思いもよらぬ「長雨」が続いているし、そのせいか「残暑」と呼ぶ程でもない。「ひょっとしたらこのまま秋に流れ込むのでは…」との予測もあるくらいだ。
それに、涼風を献上しようと意気込んで撮影した花(写真)の名前は間違っているし…。もう「トホホの涙」である。果たして、この後に「虹」が出てくるのだろうか?
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