2013/05/16

資格がありません!?…森本弁護士が島原事務所

かつては「壁に耳あり障子に目あり」と言われていたが、最近ではどうやら違うらしい。「壁に口」もあるようだ。

まったくもって腹立たしい限りだが、知り合いの某壁紙職人が事もあろうに、筆者が必死で守り通してきた重大な〝秘密〟を、いとも簡単に家人の友人にバラシテしまったから、もう大変!
以来、家人は何を言っても信用してくれない。おかげで、毎日、針の筵(むしろ)に置かれたような状況が続いている。

さてその家人だが、最近は何を思ったか、朝に晩にウオーキングに凝っている。先日も朝6時前から出かけて、7時過ぎに帰ってきた。

筆者は前の日に飲み過ぎてまだフトンの中にうずくまっていたのだが、帰って来るなり「肩と背中が痛いから揉め」との命令。

一瞬、ムカッ!ときたが、まともに取り合うのも大人げないので、「ゴメン。揉んであげたい気持ちは山々だけど、整体師の『資格』がないので…」と言って、体よく断った。

それからしばらくして食卓へ。ところが、筆者の分だけ、箸と皿がない。最初のうちは何が何だか判らなかったのでキョトンとして「なしてオイんとは無かとなぁ~?」と不満をぶちまけた。

すると、こういう答えが〝母子〟口を揃えて即座に返ってきた。「あ~ら、ゴメンナサイ。私たちゃ調理師ん『資格』ば持たんですけん」と。

ところで、数ある「資格」の中でも〝最難関〟と言われているものの1つに司法試験を突破した者だけしか名乗れない「判事」「検事」「弁護士」がある。

よほどの裁判好きでない限り、一番身近な存在はやはり「弁護士」であろう。ただ、最近ではその世界でも競争が激しいようで、この狭い島原半島でもいささか〝乱立気味〟。

そんな中、新たに半島5番目となる事務所を開設するのが、諫早市に本拠を構える森本精一弁護士(中央大学法学部卒・51歳)。島原商工会議所元会頭、森本元成さんのご長男だ。

森本弁護士の島原事務所は、国道251号沿い(片町・理美容室「アフロ」の並び)にあり、島鉄・島原駅から徒歩1分の交通至便の場所。

駐在するのは、千葉県市川市の生まれで、今月満30歳の誕生日を迎えたばかりの山下雄一弁護士。早稲田大学大学院法務研究科の出身だそうだ。

先日の日曜日、ホテル南風楼で開催された祝賀パーティには、古川隆三郎島原市長や満井敏隆島原商工会議所会頭らも出席し、その前途を祝った。

筆者は今にしてつくづく思う。同じ「し」が語尾に付きながら、資格のある「弁護士」と、出来の悪い「婿養子」とでは、随分とその〝処遇〟に違いがあるよなぁ~、と。

果たして、この〝人権問題〟やいかに?