始まるか!?小泉叩き - 評論家の配役に素朴な疑問 -
自民党総裁選は安倍晋三氏が総投票数の3分の2を集め "圧勝" した。21日が誕生日なので、何とも晴れやかな気分で迎えた52歳の船出であったろう。まずは祝意を表したい。
実は昨日(20日)、総務省九州総合通信局と熊本経済同友会共催の「IT(情報技術)活用セミナー」が熊本市内のホテルであって出かけてきた。
講師は平成10年度に九州電気通信監理局長(当時は郵政省)を務めていた森清氏。昭和24年生まれ。東大法学部卒のバリバリのキャリア組だ。現在の肩書きは総務省総合通信基盤局長。
同局長は「情報通信をめぐる動向と今後について」と題して、分かりやすく論点をまとめていたが、中でも「安倍政権でも情報通信はこれまで同様、国の施策の大きな柱に位置づけられている」と強調していたのが印象的だった。
さて、安倍内閣の発足ということは、イコール小泉内閣の終焉である。良くも悪しくも、小泉さんは "派手" な総理だった。その点、安倍さんは少し地味な感じもするが、まだその "正体" は見えてこない。
最近、少し怪訝に思っていることがある。それは、ワイドショーも含めて、各局のテレビ番組に登場する政治評論家の顔ぶれがほとんど硬直化している、という点だ。
ハッキリ言って、三宅久之氏(毎日OB)は出すぎだ。好々爺然とした風貌とは裏腹に、時に激して、歯に衣着せぬ語り口はいかにもテレビ向きではあろうが、過ぎたるは何とやら、である。
復活しているそうだが、昔『時事放談』(TBS)という番組があって、プロデューサーの天野源悦さんに随分と可愛がってもらった。東北生まれで早稲田柔道部出身の "猛者" だった。体型が良く似ていたので、背広を譲ってもらったこともある。
脱線しかけたが、同番組の主役は何と言っても細川隆元氏(朝日OB)だった。対談相手は小汀利得氏(日経OB)や藤原弘達氏(明大教授)などで、政局の痛快な切り口が毎週楽しみだった。
政治評論家の細川隆一郎氏(毎日OB)は隆元氏の甥に当たる人だが、何かの本で「マスコミはのぼせ上がってはいけない。所詮、政治家には勝てない」と自虐的に語っていた。「なるほど…」。昨今の偏向キャスティングを見るにつけ、そう思わざるを得ない。
それを裏付けるかのように、以前は毎朝のように "ご意見番" としてフジテレビに出ていた森田実さんの姿をまず見かけない。ところが、先日、ある本屋で著作の "小泉批判本" を見つけた。
安倍政権の誕生を機に "小泉バッシング" が起きるのかどうか!?下世話な楽しみである。
1 Comments:
森田実さんは電通と官邸の繋がりを、めざましテレビで言ってしまったとたんに、マスコミから追い出されたようですね?
TB貼らせていただきます☆
コメントを投稿
<< Home