2006/09/28

半べそブルドッグ!? - 「岸信介岩」は健在だった -

 日本国第90代、57人目の内閣総理大臣が26日の衆参両院本会議で正式に決まった。先の小泉政権下で官房長官を務めていた安倍晋三氏。52歳。戦後生まれ初。

 新総理に関しては新聞各紙やテレビ等で様々な論評が繰り広げられているので、筆者ごときがしゃしゃり出る幕ではない、と心得てはいる。だが、一国の "総理" の誕生である。閣僚の顔ぶれも含めまったく興味がないわけでもない。

日付はさかのぼるが、総裁選レース3人の顔ぶれが出揃った折、弊社の社長ともども島原半島をドライブした。さして目的はなかったが、時計回りで加津佐から南串山に入った所で目にしたのが「岸信介岩」だった。

 小学生の頃だったか、叔母が加津佐に嫁いでいたこともあって、その珍奇な形をした「岩」は良く眺めていた。ただし、総理として記憶に残っているのは、もう一代後の池田勇人大臣からである。

 「岩」の命名者が誰で、いつ頃名付けられたものかは知る由もないが、恐らくは「岸内閣」発足の祝賀ムードに乗じて、そう呼ばれたものだろう。

 以前、社長から聞いていた話がある。山口県の湯田温泉に「山水園」という老舗旅館があって、そこのオーナーの中野何某という老人が、岸総理の熱烈な支持者で、同時に島原の大ファンであった、と。

 南風楼を常宿として、地元の皆さんとも親しく歓談していた、とも。社長はしばし「岩」を見つめながら、「中野のジイさんには良く可愛がってもらった。現職を退いた岸さんと愛娘の安倍洋子さん(晋太郎夫人)が同行してきたこともある」と懐かしそうだった。

 さて、新総理については、曰く「自民党のプリンス」「お坊ちゃま」「夫人は森永製菓社長の令嬢で、聖心卒」「高級アイス『ププ』を毎日お召し上がり」などと何かと "セレブ" な話題ばかりが取り上げられているが、腹を抱えて笑った記事に出くわした。

 朝日新聞社発行の『アエラ』(10月2日号)がそれ。若手の放送作家、町山広美さんにインタビューしているもので、その形状を「腹を下しっぱなしの半べそブルドッグ。一番似合うコスプレは、執事」などとバッサリだ。

 まあ、外見の評価はともかくとしても、「昭和の妖怪」の孫が、この「平成の世」で何を為そうとしているのか、日本国民として、また島原半島の住民として、じっくりと見守っていこうではありませんか。