2006/11/30

過大評価は禁物だ!! - 1日から地デジ始まるが… -

 毎年のことだが、この時期はやたらと行事が多い。ことしは例年の九州学生駅伝(2日)に加えて、漁人市場「とっとっと」がオープン(1日)。大相撲島原場所も開かれる(4日、復興アリーナ)。

 カボチャテレビでは大相撲協会の許可を得て、生中継する方向で準備を進めている。会場に足を運べない方は、どうぞテレビでご覧になって下さい。

 ところで、1日からは「地上デジタル放送」(地デジ)がスタートする。NHK、民放各局ともニュース枠等を使ってPRに躍起だが、果たしてその魅力のほどは?

 率直に言って、携帯電話でテレビが見られる「ワンセグ」や「カーナビテレビ」以外に大騒ぎするような話ではない。何より、番組の中身そのものが変わるわけではない。

 すでに東名阪の都市部では2年ほど前からスタートしているが、騒ぎ立てたのはほんの一時で、しかも関係者だけ。現実にアナログとデジタルの双方を流す「サイマル放送」の期間が2011年7月24日まであるのだから、何も慌てる必要はないのである。

 この計画は総務省主導で進められているのだが、年間の総売上高に匹敵するような何十億円という「設備投資」を迫られる地方民放局にとっては「死活問題である」として、当初から敬遠する向きもあった。

 しかし、そこが「お上」の強いところで、「面従するしかないなあー」といったところが偽らざる〃本音〃のようだ。

 「地デジでは、クイズ番組に参加できます。アンケートにも応募できるし、データ放送も楽しめます」。言い古されたセールストークだ。

 しかしながら、そうしたサービスを享受するにはインターネット、或いは電話回線とつなぐことが必須条件であることは、余り語りたがられない。

 「5.1サウンドで臨場感溢れる鮮明画像を楽しもう」。それにしたって、環境整備には一体いくらのコストがかかるのか、の説明も心もとない。

 この計画は、近い将来の「放送と通信の融合の時代」をにらんで、電波の帯域を再整備するのが本来の目的で、当社でも実施した「アナ変対策」はその一環だ。

 NHKや民放各社の番組を受信するためには「再送信契約」を結ぶ必要がある。県内外のデジタル波を当該局の同意なくケーブル局で流すことは、法律的に禁じられている。

 幸いにして、当社は県内民放四社にも資本参加いただいているので、系列への紹介もスムーズに進むものと想われる。今後、条件が整い次第、デジタル化に移行する予定だ。

 諺に言う。「急いては事を仕損じる」。よもや、法律で禁止されているデジタル番組を流すような局はないだろうけど…。


2 Comments:

At 10/12/06 00:41, Anonymous 匿名 said...

デジタル放送は、アナログに比べてかなり画質がよく一度見たらもう戻れないっスよ。言いたい事は、デジタル放送を見れるからといって、ひまわりてれびに変わらないでくれということかいな。

 
At 1/2/07 23:35, Anonymous 匿名 said...

画質が良くって言うけどさぁ、それだけじゃぁ駄目なわけよ。
結局さ、ハイビジョンだ!地デジだ!って騒ぎ立てるのは過渡期の今だけな訳。だってこれからは当たり前になるんだからさ。だからハイビジョンも地デジも極普通の存在に近い将来になってしまう。
で、今の地上波の体たらくぶりときたら目も当てられない。カボチャテレビ・ひまわりてれびも含めてテレビって物が今の地位で生き残っていくためには、、、わかるよね。

少なくともいまのままじゃダメだよね。

 

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