2007/02/19

長崎 - 早稲田1,250km - ことしは珍しい「無春年」 -

早稲田大学はことし創立125周年を迎える。記念日は10月21日だ。

白井克彦総長によると、創立者・大隈重信は従前より「人生125歳説」を主張。それが機縁となって、同学では5年ほど前から、組織を挙げて「募金活動」(目標200億円)に取り組んでいる。

長崎は若き日の大隈候が勉学に勤しんだゆかりの地でもあることから、五島町の「到遠館」跡には石碑も建立されている。

そこを起点に、きょう18日、長崎-東京(早稲田大学)1,250キロをつなぐ「P125ウォークリレー」が始まる。

全行程は7日間の休養日を挟んで84日間。長崎稲門会(会長・前原晃昭NCC社長)が特別に誂えた「通行手形」がタスキ代わりとなる。

さて、ことしの2月18日は、中国で言うところの「春節」。いわゆる「旧正月」で、長崎では「ランタンフェスティバル」が同時に開幕する。

そんなこんなでバタバタしているところに、山本屋会長の山本蔦五郎さんがニコニコしながら訪ねて来られた。

スワ!!「選挙か」(息子さんが市議選に出馬表明)、と一瞬身構えたが、ナンと同会長が取り出したのは、後援会への入会案内資料とかではなく、新聞の切り抜きコピーが二部。

一つは日蓮宗の機関紙の論説(2月1日付)。あと一つは毎日新聞一面コラム「余禄」(同11日付)だった。

どちらの記事も、ことしは「立春」(2月4日)の後に「正月」(旧暦)が来るという〃特殊な年回り〃であることを報じている。ちなみに昨年の「春節」は1月29日だった。

年のうちに 春は来にけり 一年(ひととせ)を 去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ」(古今和歌集)-。

「余禄」によれば、ことしのような年を中国では「無春年」と呼び、その年に結婚すると、女性は夫に先立たれる」という〃迷信〃があるのだそうだ。

そのためか、昨年は中国各地で結婚するカップルが多かった、というから面白いではないか。

十二支で言うと、ことしの干支は「イノシシ」だが、中国では「ブタ年」。お説によると、多産のブタは〃家運隆盛〃のシンボルらしい。

家運の話で思い出した。以前、女優の室井滋さんが週刊文春に寄せた随筆の中で、「古里・富山県では、ザクロは割れるので〃不吉な果物〃との評価だ」と述べていたが、果たしてそうなのか?

乏しい記憶では、「実が幾つにも分かれることは〃子孫繁栄〃の象徴。〃縁起物〃の一種として重宝がられてしかるべきはず」だったが…。

誰かご存知であれば教えを乞いたい。何なら、「機械発言」の柳沢厚労相にでも訊いてみるか!?