2007/02/03

学校はつぶれん!? - 「授業料」を払わない親も -

全国的に給食費の未払いが問題となっている。その額は合わせて22億円。うち経済的理由は全体の3割しかない、というのだから驚いてしまう。

似たような話で「授業料を納めないでおきながら、子供が自動車学校に行くので卒業見込み証明書がほしい、と堂々と申し出てくる親もいる」と、某校長経験者がこぼしていた。

その人によれば、そうした理不尽な要求をしてくるのは、たいがい派手な格好をして、高級車を乗り回しているような輩が多い、という。

学校給食と言えば、年配者間でまず話題になるのは「脱脂粉乳」のことだが、私自身、確かにその味が記憶に残っている。

「もはや戦後ではない」と称された年より1年ばかり早く生まれているので、恐らく最後の「脱脂粉乳世代」に属しているのだろう。

「それ」は、イジメに遭って嫌々ながら通っていた保育所の廊下の片隅に置かれていた。初めて見るような寸胴鍋に、乳白色というより、やや土色がかった液体。

「もう見るのも嫌」という加賀まりこさん(女優)のような人もいるが、私は別段、苦手ではなく、アルミカップになみなみと汲んでは飲み干していた。

小学校に進んでからの給食は、パンと牛乳だった。通常は小ぶりのマーガリンが付いていたが、たまにジャムの日もあって、その時はやけに嬉しかったことを覚えている。

牛乳ビンのフタは即座に遊び道具に化けた。フチに小刀などで切れ目を入れ、手裏剣代わりに輪ゴムで飛ばしていた。

余談だが、その頃は大瀬康一主演の「隠密剣士」(日曜よる7時)が大流行で、スポンサーは武田薬品。そのあと7時半からが、今話題の不二家提供の「ポパイ」だった。

給食の話に戻る。武田鉄矢の母親イクさんは「母ちゃん、給食費ばくれんね」とせがむ鉄矢少年に対し、「そげんとは払わんでよか。学校はつぶれん」と一喝していた、という。

我々の高校当時はフォークの全盛時代。拓郎や陽水らが圧倒的人気を誇っていた。そんな中に突如現れた、鉄矢率いる海援隊。「母に捧げるバラード」には、軽いカルチャー・ショックすら覚えた。

今では特異な性格俳優の地位を築き上げ、テレビや映画等でも活躍中だが、今回の給食費未払い問題について当の〃金八先生〃はどう考えているのだろうか。是非、コメントを伺いたい、ものだ。

私個人としては、島一小の学校評議員を仰せつかっている関係で、時々試食会にも招かれるのだが、果たして、地元の実態はどうなのだろうか。

学校どころか自治体そのものが破綻する時代を迎えて、何ともやるせないニュースである。