2007/03/01

もっと太陽に感謝を!! - ニッポンは「日いずる国」 -

週間天気予報を見ると、今週はどうやら「晴れの日」が多いようだ。それにしても、最近はどの局も美形のお天気キャスター揃いで、感心している。

タレント系のお天気キャスターの採用は、筆者の学生時代から始まった。当時、バイト先の局のプロデューサーが「アメリカには天気の専門チャンネルがある!!」と言って吃驚していたが、日本も間を置かずしてそうなった。

余談だが、初代「お天気お姉さん」の一人として活躍したのはM・Yさん。しばらくテレビに出てないなあ…と心配していたら、ある日、あられもない姿で週刊誌のグラビアを飾っていた。もちろん買った。

エヘン…。そんなことより、最近は日の出も随分と早くなり、我が家の洗面コーナーにも七時過ぎには、柔らかな日ざしが差し込むようになった。

誰に強制、教わったわけでもないが、朝日(太陽)に対しては、拍手を打って拝むことにしている。

だって、有難いではないか。別段、使用料を納めているわけでもないのに、1年365日、欠かさず「明かり」を送っていただいている。雨の日だって朝になると、夜は明ける。そのおかげで、植物は光合成を行い、人々は生きる活力を授かる。

ましてや日本は「日出ずる国」。ベストセラーにもなっている『世界の日本人ジョーク集』(中央公論新社)の中で紹介されているが、著者の早坂隆氏に対して「貴国はあの太陽の下か」と旧ルーマニアの人々が真顔で聞いてきた、というから感激ではないか。

いずれにしても、もうちょっと「お天道様」に感謝をしても、決してバチは当たるまい、と思う。

ところで最近、夕刻家路につく頃に、少しセンチな気持ちになる。夕焼け空をバックにくっきりと映える教会のシルエット。行ったことはないが、まるでイスタンブールにいるような気持ちになる。

まあ、そんなことはどうでも良い。その後方には黒いマントを羽織ったような眉山が聳え、天上には宵の明星(金星)がキラキラと輝いている。

そんな時、心底「島原は美しい」「宇宙は素晴らしい」と思う。センチメンタルとは、そのような感慨を表した言葉だ。

太陽も、星も、そしてこの地球の大自然すべてが、不思議な力で人間を守ってくれている。時々、夜道を散歩しながら、そうした心境に浸る。

嗚呼、それなのに我々は一体何を…?背が高い、顔立ちが美しい、難関大学に合格した、大企業に就職した…。所詮、そんなのは人間の作り出した「相対差」に過ぎない。

傍らの日めくりが「大切なのは『絶対差』ですよ」(鍵山秀三郎談)と教えてくれるが、出来たら「月末」だけは来て欲しくない。これって中小零細企業経営者のホンネ!!