2007/03/24

小田浩爾さんが出版 - 型破りな役人人生を総括 -

 元県総務部長、小田浩爾さん(81)=島原市出身=の出版記念祝賀会が21日、長崎市内のホテルで開かれた。

 発起人は松尾英三(元島鉄社長)、本田文昭(本田商会社長)、小川幸雄(長崎総研社長)、宮崎和子(宮崎康平氏夫人)、加藤信夫(毎日新聞編集局長)、峠憲治(長崎新聞論説委員長)、江口満(『長崎消息』編集長)の七氏。

 官民の垣根を越えて活躍した小田さんの〃生き様〃を反映して、まさに多士済々。約150名の友人らが出席して、役人らしからぬ風貌をした〃快男子〃の周りを囲んだ。

 司会は、かつて県職の青年部長として小田部長と〃対決〃した経験を持つ江口さん。「エグチマン」のニックネームで知られる労組界きっての〃論客〃だ。

 発起人を代表して挨拶に立ったのは、県庁の後輩で島原ともなじみの深い松尾さん。傘寿を越えてなお週に2回はプールに通い、600メートルを泳ぐ〃怪物〃の近況を暴露した。

 続いて、桟熊獅前佐世保市長、福岡・弦書房社長の三原浩良の両氏が祝辞を述べ、元長崎商工会議所会頭の中部長次郎さんが乾杯の音頭を取った。

 さて、肝心の「本」の話。タイトルは『巡り逢いし人達』(長崎人間模様)。県庁退職後3年にわたって理事長を務めた「県住宅供給公社」の破たん事件をきっかけに、毎日新聞支局長やエグチマン氏のインタビューが始まる。

 内容は一言でいえば「自分史」だが、何せ「鳥の目を持った男」(松尾さん評)の〃波乱万丈〃の生涯であるから、面白くないはずがない。

 島原関係では「難航した島原温泉病院」という項でページを割いている。現在も名称を改め、地域の中核医療機関として大きな役割を果たしているが、島原中学の同級生でもあった森川末承元助役(当時観光課長)との見事な〃連携プレー〃であったことが綴られている。

 それから、これは出席して初めて知ったが、小田さんは最初から県庁マンではなかった。長崎商工会議所からの〃転進組〃で、声を掛けたのが当時の西岡竹次郎知事の甥っ子の倉成正さん(元外相)だと聞いて驚いた。

 個人的には、長崎プリンスホテルの社長時代に秘書を務めていた「ギンちゃん」のことを思い出した。どういった経緯か知らないが、ギンちゃんは随分と年上のNHK長崎支局長の妻の座におさまった。

 宴の締め括り役は自他共に認める〃大親友〃の森本元成さん(元島原商工会議所会頭)。望洋会(島中第40回卒)に伝わる「軍艦旗事件」の〃秘話〃が言葉巧みに披露され、爆笑を誘っていた。

 いずれにしても「大正生まれ」のこの御仁たちは、いずれも舌を巻く〃怪物〃ぞろいである。