ブリーフは具合が悪い - いつしか消えた「股割ズボン」 -
コンビニで着替え用の下着を買ったが、トランクスだと思っていたら、ブリーフだった。
普段はき慣れていないせいか、どうにも具合が悪い。何かしら、こう締め付けられているようで気持ちが悪い。落ち着かない。
ガキの頃の下着は白い猿股スタイルが定番だった。中学生になって色気づいてからはパンツ(ブリーフ)に変わった。トランクス派に転じたのは大学生になってからである。
そう言えば、剣道部に属していた、旭川出身の大庭康夫君というのがいて、彼は四年間、ツメ襟と角帽で通した〃硬派〃の学生で、下着は白のフンドシと決めていた。
今でもそうなのかどうかは知らないが、彼の場合は〃フリチン〃で稽古や試合に臨んでいた。今度、島高の渡邉先生に会った時でも、そのスタイルが当たり前なのかどうか聞いてみよう。
ところで、いつごろから「パンツ」が「ブリーフ」と名称変更しただろうか。今で言う「パンツ」は「ズボン」のことらしいから、それと区別するためだろうか。
それにしても、男物のパンツは色気がない(当たり前か!?)。我が家は三人息子なので、洗濯物が多すぎて、時々家人が間違えたりする。
殊に体型がそっくりな次男とは頻繁な〃やりとり〃が続いている。私の場合はさほどでもないが、次男に言わせると〃不潔〃なのだそうだ。
しかし、よくよく考えみると、男の子で良かった、と思う。もし、娘だったら、親父を見る視線には、今以上に厳しいものがあるに違いない。
以前、復興工事事務所に勤務していた単身赴任の某課長さんが顔を赤らめてこぼしていた。「久しぶりに自宅に帰ってみると、畳んである娘の下着を見て、何となく落ち着かなくなるんですよ…」と。なるほど、そんなものか…。
ガキの頃の話でまた思い出した。ウンチ用に股が割れた幼児用のズボンがあった。いつしか忘れていたが、30年近く前に中国の桂林に行った時、それをはいている子どもを見つけて「一衣帯水!!」とばかり、妙に嬉しくなった。
近年、中国の経済発展は目覚しいということだが、まだまだ奥地へ行けば、それらが十分に利活用されている可能性はある。
「たかがパンツ、されどパンツ」である。日本橋の「白木屋」の火災が、日本における女性下着普及をもたらしたという〃俗説〃は余りにも有名だ。
「パンツ」が「ブリーフ」に、「ブルマー」が「ニッカース」に - 。時代とともに名称が変わり、最近では下着全般を「インナー」と呼ぶらしい。
毎日毎日、こんな他愛もない話題で恐縮だが、年度も明けたことだし、いっちょう「フンドシ」を締め直して!!
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