篠原涼子はニューブス - ヘミングウエイは二股がけ -
「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」。百人一首の中でも、つとに知られる小野小町の作品だ。
あれほど待ち望んでいた桜の開花だったが、落ち着く間もなくハラハラと舞い落ちている。西行法師ではないが、まさしく「心無き身にも哀れは知られけり」だ。
週間天気予報を見ると、今週末は何とか持ちこたえそうなので、にっくき黄砂の襲来さえなければ、花見の宴も大いに盛り上がることだろう。
ところで、小野小町はクレオパトラ、楊貴妃と並ぶ「世界三大美女の一人」とされているが、どうやらその説は日本だけのものらしい。とすれば、あと一人は何処の誰だろうか?
最近は日本のホテルの朝食とかでも出されているが、東南アジアを旅行していると、「かの歴史的美女、楊貴妃が好んで食したレイシ(ライチー)です」という説明を良く聞かされる。
が、率直に言って、いまだにそんなに好きでない。何となく半端な味わいが嫌だ。さほど美しくないガイド嬢を見たら「恐らく、こいつもレイシが相当苦手な部類だろう」と想像を膨らませたりする。
「美人」の定義は年とともに変わっていく。昔は、うりざね顔で、色白、おちょぼ口…などが珍重されたようだが、最近は違ってきているようだ。
時代が変わったな!!と思ったのは、今井美樹が登場した時。私自身、相当なファンなのだが、どう見ても〃和風美人〃ではない。どちらかと言うと、米文豪アーネスト・へミングウエイの孫、マーゴ・へミングウエイの系譜だろう。
そのへミングウエイが名曲「リリー・マルレーン」の歌い手として知られるマレーネ・デートリッヒに宛てた手紙が見つかった、と3月31日付けの朝日新聞が伝えている。
それによると、どうやらヘミングウエイ先生は自作が映画化された「誰がために鐘は鳴る」の主演女優、イングリッド・バーグマンとも〃同時進行〃で付き合っていた模様だ。
書簡にはこう記されている、という - 「怒りたければ怒ればよい。でも、娘よ(デートリッヒを指す)、いつかはやめなさい。世界に君は1人しかいないし、君に代わるべき存在もいない」。
さすがに世界的な大文豪、言うことがカッコイイ。いつかは小生もその域に…と秘かにこいねがっているが、永遠にそんな日は来ないだろう。きっと…。
美人の話に戻る。今が〃旬〃という感じの女優に篠原涼子がいる。彼女が主演したテレビドラマ「派遣の品格」はとっても面白かったが、デビュー当時のキャッチ・フレーズは「ニューブス」だったことを覚えておいでだろうか。
これ以上書くと、「それが何か?」と怒られそうなので、筆をおく。
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