2007/04/18

ボストンバッグとは… - ケリーバッグはドン腹隠し -

 1億ドルのMLBプレーヤー、松坂大輔の誕生で、俄かに「ボストン」という街が気になりだした。

 地図でみると、ニューヨークのやや北方に位置する米東海岸の港町だ。歴史的には「ボストン茶会事件」(1773年)が名高い。

 ところで、本日書こうとしているのは、松坂が入団したレッド・ソックスの話でもなければ、ジャズの名門、バークレー音楽学院にまつわるエピソードでもない。お題は「バッグ」。

 「ボストンバッグ」と言えば、筆者も含めて、年配者にとっては何とも懐かしい響きだろう。「ボストンバッグ一つで家出(駆け落ち)したが、今では云々…」といった具合に。

 残念ながら、筆者は家出も、駆け落ちも経験がないので、「ボストンバッグ」の由来が何であるか、さっぱり知識がない。で、調べてみることにした。

 ネット上の検索によると、「ボストンバッグとは、底が広く、ファスナーで開け閉めする機能を持つバッグ。アメリカのボストン大学の学生達がよく使用していたことから名前がついた」とある。

 これを読む限り、何かしらオシャレな感じしかしない。とすれば、「逃亡」「悲壮」「貧困」といったマイナスイメージを抱くのは、単なる誤った〃先入観〃に過ぎないではないか。

 突然だが、話は「ケリーバッグ」に飛ぶ。というのも、たまたま買った週刊朝日(4月20日号)の後半グラビアに、グレース・ケリーが特集されていたからだ。

 50年代のハリウッドを代表する美人女優としても知られるが、さらに一躍有名ならしめたのは「モナコ公妃」の座を射止めたこと(56年)。82年、交通事故に遭い52歳の若さで生涯を閉じたことも、センセーショナルな事件として印象に残っている。

 「ケリーバッグ」という名前は、もちろん彼女から来ている。妊娠中に、大きなお腹をバッグで隠していたことから、その名がついたのだ、という。

 特集では、彼女がすぐれた押し花アーチスト兼婦人服デザイナーであったことを紹介。4月17日の日本橋・三越を皮切りに全国各地で巡回展が開かれることも併せて伝えている。

 そうした〃華麗なる世界〃とはまったく関係ないが、島原市出身で合併前の三和町で助役を務めていた保里川振一郎さん(現長崎土木事務所長)が、マージャンの最中に良くはしゃいでいたことを苦々しく思い出した。

 彼は字牌の「西」を捨てる度に「ケリー」「ケリー」と絶叫していた。最初のうちは何のことか全然判らなかったが、負けが込んでから、ようやく気付いた。

 なるほど良くみると、「ケリーバッグ」の形は「西」の造りにそっくりだ。バカの後知恵。〃ケリーバッグ〃ならぬ、保里川さんの〃大風呂敷〃にやられていたのであった。