2007/05/28

きょう28日再放送!! - もう一歩だった「グランプリ」 -

 既報の通り、本年度の「ケーブルテレビ九州・沖縄番組コンクール」で、弊社の佐藤栄里子カメラマンが制作した「親父を超えろ!たたら製鉄への挑戦」が、「奨励賞」(日本CATV技術協議会九州支部長賞)に選ばれた。

 表彰式は22日、福岡市のホテルニューオータニで開かれ、立派な賞状と合わせて、ブロンズ盾と金一封をいただいてきた。

 残念ながらその日、筆者は所用があってCATV連盟の総会、表彰式ともに出席できなかったが、他の社員スタッフらが持ち帰った資料等によると、「第一次審査段階では、第一席のグランプリだった」ということだ。

 審査は「企画力」「技術力」「地域力」を合わせた総合評価方式で、弊社の作品は600点満点中、474点を獲得して第三席。ちなみに、グランプリに輝いた沖縄ケーブルネットワークの「ザ うちなーむん」は502点だった。

 長崎県内からは、他に諫早ケーブルテレビジョンが第七席(443点)、佐世保の九州テレ・コミュニケーションズが第八席(423点)で、それぞれ入賞を果たしている。残念ながら、西九州(雲仙市)、大村、長崎の三社の作品は選にもれた。

 「親父を超えろ-」では、島原市内で刃物店を営む吉田錬治さんら仲の良い兄弟が、跡継ぎの将仁さん(九代目)と一緒に、試行錯誤しながら日本古来の「たたら鉄」の精錬に打ち込む姿を、克明かつユーモラスに追っている。

 確かに見応えがある作品で、審査会では制作関係者の評価は一番高かった、という。カボチャテレビでは、受賞を記念してきょう28日夜7時から始まる地元ニュース枠の中で、再放送(リピート)することにしている。

 これまでも警察関係や郵政省(当時)などから感謝状をいただいたことはあるが、今回の受賞はさすがに「名誉」であり、会社全体にとっても大いに「励み」になるものだ。

 ただし、制作者も含めて、ここで自惚れてはいけない!!初めて出品してみて、まだまだ上がいることが分かったので、次回以降はさらに想を練って「グランプリ」を狙ってみたい。

 また、カボチャテレビでは、新たにコミュニティFM放送と広域無線LANによる「メディア・ミックス」効果を目指し、島原市や関係諸団体とも連携を強化して、さらなるサービスの充実に精進していこうと考えている。

 先日、バス5台に分乗して島原への研修旅行を実施した宮崎県都城市の「BTVケーブルテレビ」(霧島酒造)との友好関係も「CATV、FM双方を手がける兄弟局」として確認された。

 雲仙普賢岳噴火災害のさなか、この地で呱々の声を上げて早17年。新たな歴史のページが開かれようとしている。