東京ではハシカが大流行 - 「ギインカゼ」の特効薬は!? -
東京方面の大学でハシカが大流行している、という。愚息の通う学校も先日から休校状態で、寮にも患者が出現した、と電話があった。
家人が心配して「子どもの頃に予防接種はしとるばってん、もう一回そっちで注射ばしてもらわんね」と諭していたが、「9千円くらいかかっとさねー」と、気のない返事。
そのやりとりを傍で聞いていて「そんなものか」と納得していたが、我が社経理のKちゃん曰く、「9千円もするもんですか。インフルエンザで3千円くらいですよ」。
寮のOB(島原市内勤務)に尋ねると、「学校指定の医療機関なら、確か無料ではなかったですかね」だと。ここにも別の意味での「親ん子」がいた。
ところで、一連のハシカ報道で、ある出来事を思い出した。今ではすっかり恰幅が良くなった某市の市長さんが、受験の折、筆者の下宿先で「風疹」にかかった話だ。
四畳半一間のせんべい布団の中で、顔を発疹だらけにして唸っている様子は、ご本人には誠に気の毒ではあったが、どこかユーモラスでさえあった。
たまたま居合わせた高校の後輩の見立てもばっちりで、近くの「小児科」に連れていったら、確かに「風疹」だった。ただ、長引きはせず、数日で完治してメデタシ、メデタシ。
ところが、因果は巡るもので、数年後には筆者が、その将来の市長様の下宿先で「おたふく風邪」にかかってしまった。
間が悪いことに、そんな時に限って、ワクワクするような誘いの話が飛び込んでくるものだ。当時の遊び仲間は5人ほどいたが、金持ちのボンボンの奢りでこれから「六本木」に繰り出す、という。
以前、病人を笑いものにしたツケが回ってきた格好だ。今でも彼らが「あー楽しかった!!」と、これ見よがしに枕元で吹聴していた店の名前を覚えている。間違いない「五つの銅貨」だった。
だが、幸いと言うべきか、筆者の場合、「大人になっておたふく風邪に罹ると、子どもができなくなる」との〃俗説〃は当たらなくて済んだ。出来は別にして、3人の子宝に恵まれたのだから。
まあ、ハシカはともかくとして、世の中には時おり厄介な「カゼ」が大流行するものだ。島原市内は現在、その「注意報」が出されている。
その名は「議員カゼ」。特徴は、当選の報を境に、突然猛威をふるい出す。症状は様々だが、患者によっては、物言いや態度などが選挙期間中とガラリ変わってしまう。
これまでのところ「特効薬」は開発されていないようだが、「センセイ」と下手に出れば、少しは「鎮静効果」があるらしい。
23名の予備群のうち、果たして今回は何名が罹患されるのだろうか!?
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