2007/07/26

歓迎!!吉永小百合様 - 早く来い来い〃東映映画〃 -

 25日付の島原新聞に、東映が宮崎康平・和子さん夫妻をモデルにした映画の製作に取りかかる、という記事が出ていた。

 前から〃風の噂〃で聞いてはいたが、いよいよ実現の運びとなって嬉しい限りだ。しかも、場合によっては、吉永小百合さんが主演(島原滞在ロケ)するかもしれない、という。

 団塊の世代を中心とした〃サユリスト〃ならずとも、今から待ち遠しい、夢のような話だ。自慢ではないが(単にミーハー感覚)、拙者は吉永さんと同じ早稲田文学部の出身だ。

 最近では早稲田もつとに偏差値が高くなって、優秀で勤勉な学生が集まっているそうだが、昔は決してそうではなかった。「何が何でもワセダへ!!」というフリークも多かった。

 特に〃文学部〃となると、就職率は悪いし、あてどない〃文学ロマン〃を追究しているような輩がゴロゴロ。独特の雰囲気を漂わせていた。

 一方で〃芸能界〃を志望する者も多かった。同世代のタレントでは余りパッとしたのは出ていないが、文学部に限って言うと、伊丹映画『お葬式』で濡れ場を演じた高瀬春奈や、中井貴恵(貴一の姉)、井上純一らがいた。

 この前、スポーツ新聞を買って読んでいたら、「女優の戸田恵子と井上純一がすでに離婚していた」というゴシップ記事が載っていた。

 戸田恵子と言えば、最近は声優(アンパンマン役)としても活躍している売れっ子だが、昔は「あゆ朱美」という芸名でデビューした歌手だった。知ってました、かつての大ファンだった奥村市長さん?

 心理学の相場均教授の夫人が、原爆詩の朗読者として、吉永さんとともに長崎とも縁が深い、舞台女優の高田敏江さん。テレビドラマ『ケンちゃん』のお母さん役だった人だ。

 同ゼミを超優秀な成績で卒業したのが俳優の加藤剛さん。「加藤君はよく勉強していた」が同教授の口ぐせでもあった。

 実は、拙者も一時期〃役者〃に憧れていたことがあって、同郷の大先輩、草野壬二郎さん(元小浜町長)の紹介状を持って、印南喬教授(演劇学)のご自宅を訪れたことがある。

 場所は東京を代表する高級住宅地、成城学園。和風の落ち着いた佇まいで、玄関戸を開けると、小柄な先生が出てこられた。

 当時、先生は確か高瀬春奈の主任教授だった。「そう、役者になりたいのか…」。しばし沈黙が続いた後、先生から「あせらず、しっかり勉強しなさい」と一言。脈がないと見て、そのまま引き下がった。


 帰り際、奥様から高級石鹸の詰め合わせを頂いたので、その晩は下宿の同居人らとともに久しぶりに銭湯に出かけた。


 北海道室蘭の出身で青学に通っていた鈴木何某という男は格段に汚れていて、頭部から黒い汁が滴り落ちていた。