2007/07/21

マニキュアVS勤勉思想 - シャレ男だった河野一郎さん -

 原稿を書いていると、ついついタバコを吸いたくなる。良くない習性だ。「分かっちゃいるけど止められない」ってやつだ。

 2階から1階に引っ越してきたばかりで、「環境の変化」に合わせて「禁煙」に再々…チャレンジするチャンスなのに、もったいないと思う。

 何も言わないが、社員スタッフの視線が気になる。「今度こそ本気で取り組むから!!」と反省しつつ、書類の整理をしていたら、昨年末に撮影した「メタボ」の〃断面図〃と久しぶりに面会した。

 中央部にデーンと位置するサーモンピンクのその様は、酒を飲んで赤ら顔になった〃マンボウ〃のようにも見える。あれから半年強、お前もまた随分と成長したのだろうな…。

 社員の皆さんはここ数日、交替で健康診断を受けている。拙者も受けようかなぁ…とも思うが、病気が見つかるのが怖い。人一倍臆病なのは、自分が一番良く知っている。

 ただ、親しくしている人が先月、続けざまに入院・手術をしたりした。見舞いに行って「早期発見に越したことはない」と、実感をこめて語られたら「やっぱり…」と心が傾く。

 何とも煮え切らない性格。昔だったら、「女の腐ったような奴」と揶揄されるところだろうが、今時、そんな言い方をしたら大変。もう言ってしまったか。

 世の中には色んな考え方があろうが、個人的には「らしく」という生き方に憧れる。「男は男らしく」「女は女らしく」というあれだ。

 ところが、最近の世の中は「男女同権」の思想が行き渡りすぎたのか、何とも形容しがたい「中性」の魔力をやたら撒き散らす輩が跋扈(ばっこ)している、ようにも思われる。

 先日、朝日新聞の土曜版か日曜版かで「ネイル・アート」の特集記事が組まれていた。

 普通、爪(ネイル)というのは鼻クソをほじくるか、貧しい時に火を灯すものであって、飾り立てるものではないと思っていたが、時代は変わった。

 若い頃は淡いピンクのマニキュアが似合う女性が好きだった。最近では、特段のお呼ばれでもない限り、何も付けていない方に好感が持てる。

 手に付けるのがマニキュアで、足の指に付けるのがペディキュア。そして除光液がリムーバー。何でこんな事を覚えているのだろうか。化粧品会社の社員でもないのに…。

 思い出した!!農相などを歴任した自民党々人派の重鎮だった河野一郎氏(現衆議院議長、河野洋平氏の父)はとてもオシャレな人で、爪にはマニキュアを塗っていたと、ある本で読んだことがある。

 また、その記事には河野一族の先祖は二宮尊徳の薫陶を受けていた、との説も。「マニキュア」と「勤勉思想」。何が何だか判らなくなった…。