期せずして紹介相次ぐ - シンクロニシティを感じた!! -
昨日「9」にまつわる話を書いたが、たまたま買った「PHP」(9月号)では、「Dr.コパ」こと小林祥晃(さちあき)氏が「ラッキー9風水」というタイトルで寄稿していた。
それによると、風水における「9」は、太陽に一番近い輝きのある数字。そして今年のラッキーナンバー。9月に入ったら、9にかかわる物を持ったりすれば、金運、健康運、才能運がアップする、とか。
さらに氏は、9月9日の「重陽の節句」にあやかって、「菊花酒」や「菊茶」をいただくことの〃効用〃を説いている。
また、9月には古来より「月」を愛でる風習があり、水に映った月を見た女性は、潜在的な「美」や「能力」を発現できるとも。
結びの章は次の通り。「0から始まる最後の数の9は、陰陽でいう陽が最も強くよい数字。上手に利用して、開運への扉を開いてください」と。
で、これまた〃たまたま〃だが、同時に買い求めた「文藝春秋」(9月号・芥川賞作品全文掲載)を開いてみたら、なんと先日訪れたばかりの長崎市の史跡料亭「花月」が特集されていたので驚いた。
「メルセデスベンツで訪ねる、芥川賞、直木賞の舞台」というグラビア集で、渡哲也&吉永小百合主演で映画「長崎ぶらぶら節」にもなった長崎の街並みを紹介している。
読んでみて初めて知ったが、野母崎半島のつけ根にあたる深堀一帯は、国見の神代と同じ佐賀・鍋島藩の領地だった。古賀(渡)と愛八(吉永)が契りを交わした小浜温泉が紹介されているのも嬉しい限りだ。
さらに驚いたのは、何げなく手にした雑誌「男の隠れ家」(9月号)の「そば特集」に、福栄会長、福崎理智子さんの生家「亀萬酒造」が二つのコーナーで取り上げられていたこと。
江戸の昔から「蕎麦」と「日本酒」は切っても切れない深い関係だが、西日本では、ソーメンやラーメンやなどに押されて、やや影が薄い存在だ。
ところが、最近ではチャンポンの街・長崎にも、通好みの「蕎屋」(万町)が登場するなど、だんだんと〃食文化〃にも異変が起きつつある。
話が逸れたが、「亀萬」を紹介しているのは、フォトジャーナリストの森枝卓士氏と、小泉英司氏。森枝氏は熊本出身。三代目の当主とも古くからの友人で、徳富蘇峰の石碑から取った「不強不達」という銘柄を紹介している。
「180度人工物のない天然自然の浜辺で絶景を愛でつつ愉しむ冷酒(もちろん亀萬!!)とそば。潮風と共に過ごす贅沢な午後のひととき」 - 。小泉氏がものした水俣の「遠見のそば屋」の紹介序文だ。
このように期せずして何の脈絡もない複数の出来事が重なり合うことを、心理学用語で「シンクロニシティ」と言うそうだ。詳しくは、ユングの本を読んで下さい。
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