目指そう〃ユネスコ認定〃 - 存在を世界に示すチャンス!! -
そもそも、こんなに重たい地球が、なぜ宇宙に浮かんでいるのか、皆さん不思議に思ったことはありませんか?
拙者はありません。素直な性格なものですから、はなから「そんなものだ」と思っていました。つまりは「1+1=2」がどうしてなのか、と深く考える能力を有していない、ということです。
まあ、そんなことはさて置き、連日うだるような暑さが続いています。一昨日だったかは岐阜と埼玉で74年ぶりに最高温度の記録を塗り変えた、と騒いでいました(40.9℃)。
ふつう熱めの風呂の温度が42℃くらいと言われているので、屋外にいた人は、服を着たまま風呂につかっていたのと同じ環境だったわけです。
島原でも〃立秋〃を過ぎたというのに、依然猛暑が衰えません。水をいくら撒いても、アスファルトの路面はまるで〃焼け石に水〃のような状態。まったく嫌になります。
でも、まだ撒けるだけの「水」があるということは幸せです。「水祭り」の時だけでなく、島原の人々はもっと自然の恵みに感謝しなければなりません。
その島原(半島全域)の成り立ちの根幹をなす「地形」や「地質」について、面白い動きが始まろうとしています。長崎県や島原市などが〃水面下〃で進めている「ジオパーク」という構想です。
島原市は今年5月、「日本の地質百選」に認定されました。これは我々素人の想像以上にスゴイことのようです。
ひょっとしたら、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定を、日本で初めて受けることが出来るかも知れません。いや、その可能性が十分にある、ということのようです。
言葉を変えれば、島原半島の存在を、世界中に示すことが出来る絶好のチャンスです。行政、住民が一体となって取り組む必要がある、と考えます。
すでに県や市では下準備を進めているようですが、さらに住民パワーを結集しようと、今月20日(月曜)午後2時から、雲仙岳災害記念館で講演会が開かれます。5時半まで。
テーマはずばり「日本におけるジオパーク認定第一号を目指して!」。講師は斯界の第一人者、岩松暉・鹿児島大学名誉教授のほか、長岡信治・長崎大学准教授、寺井邦久・県教育センター主任指導主事の3人。入場無料。
以前、島原高校に勤務していた寺井邦久先生(地学)によれば、島原半島は色んな時代の「断層」がそのままの形で残っている、世界でも稀な地形だということです。
先生の話はとっても分かりやすく、我々の古里、島原半島の素晴らしさを再認識させてくれます。今回の試みが「素材の魅力」の再発見につながることを、心より願っています。
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