2007/08/23

エー、名前の話を一つ - 誤植に怒った高倉テルさん -

 天才バカボンの父ちゃん風に言うと、今日は「名前」の話なーのだあ!!

 先日、ジオパーク構想について、雲仙岳災害記念館で講演した鹿児島大学名誉教授の岩松暉さんが、「若い頃、先輩から『暉』の字を『褌』と読み間違えられた。以来『フンちゃん』と呼ばれています」と、洒脱な自己紹介。

 正確には「暉」の字は「アキラ」と読み、「褌=フンドシ」とは一切関係なさそうだ。余談だが、前国見町長の渡辺秀高さんは、昔からの愛用者のようである。この前、花みずきの風呂でしっかり確認した。

 と、そんな事柄をトイレの中で想い出し笑いしていたら、家人に嫌がられながら持ち込んだ『諸君8月号』に、似たような話が掲載されていた。

 作家の出久根達郎さんが『言の葉のしずく』というコーナーで紹介しているもので、ページ中央に「褌」の大文字。これがすこぶる面白かった。

 取り上げているは作家の高倉テルさん(一八九一年 - 一九八六年)のこと。もともとは京都帝国大学で英文学やロシア文学、言語学などを修めた碩学家。

 河上肇らの影響で一時期、マルクス主義に傾倒。農民運動(各地の自由大学の運営)とも関わるが、一方で、国語国学にも造詣が深かった。代表作は『大原幽学』『箱根用水』など。

 高倉は、江戸時代の農業書の一つ『石見外記』を研究するが、そこに出てくる漢字表記の複雑さに辟易とする。例えば、「裙帯菜=ワカメ」「天竺花=ハギ」「茶梅=サザンカ」などといった具合。

 その思いをさらに増幅したのが、自身の名前を「高倉『褌』」と誤植されたこと。以来、筆名は「高倉テル」となり、ついには「タカクラテル」と改められた、という。

 ところで、拙者の名前は「眞(真)守」であるが、時々「守」と表記された書簡が送られてくる。正直なところ、余り気分が良いものではない。

 何だか「マヌケ」呼ばわりされているような気もするのだ。もっとも実態は相当な「間抜け」に違いはないのだが…。

 車の名前も面白い。昔からトヨタの車は「C」で始まるものが多かった。「センチュリー」「セルシオ」「クラウン」「カローラ」「コロナ」…など。

 ところが最近は「レクサス」「ハリアー」「ブレード」「プリウス」…など。どうも〃路線〃が違ってきているようだ。何かしら理由があるのだろうか?

 それからもう一つ。日本女子フィギュアスケート界のトップ・アスリートは「A」で始まる。オリンピックの金メダリストが「荒川静香」で、世界選手権のチャンピオンは「安藤美姫」。

 そして人気の「浅田真央」。せめて次に間違える際には、「清水真央」様と表記してくれないかなあ…。「マオちゃん」も「マモちゃん」もガンバレ!!