年寄りの冷や水は隅田川 - ことしも賑わった島原花火大会 -
28日夜 - 。ことしも新湊1丁目のマルデンビルオーナー、下田邦臣さん宅の庭園から花火見物をさせていただいた。
奥様にうかがったら、この宴はもう20年くらい前から続いていると、いう。それにしても〃ご馳走〃だった。仕込みから後片付けまで、随分とご苦労をかけたに違いない。
紙面を通じて厚く御礼を申し上げるところだが、こんな事を書くと、「何を改まって!?あなた、いつも迷惑かけているでしょ!!」と苦笑いする奥様の表情が浮かんでくる。
大会は絶好のコンディションのもと、予定通り、午後8時半きっかりにスタートした。最大の呼び物は「1尺5寸」の打ち上げ花火。しかし、酔眼には余りその違いが判らなかった。
ただ、最後の方で頭上に覆い被さるように、天空から降りかかってきた「ナイアガラ」あたりだろう、と大体の見当はつけている。
この夜は、別の見ものもあった。そう「皆既月食」だ。「花火」を入れて、なおかつ「月食」を入れての撮影に、果敢に挑んではみたものの、三脚を用意していなかったせいで、ブレブレのピンボケ写真。
『ちょっとピンボケ』は戦場の名カメラマン、ロバート・キャパのキャッチフレーズだが、庭園の迷カメラマンはちょっとボケの度合いが過ぎたようだ。
さて、全国の代表的な花火大会の一つに、新潟・長岡市の信濃川河川敷で開催される大会があるが、果たして今年はどうだったのだろうか。
同じく自然災害を受けた身としては、一日も早い復興を願うばかりだが、地震騒ぎでそれどころではないのだろうか。所用もあるので、来月その状況を確かめてきたい。
ところで、東京・隅田川の花火大会も有名だ。こちらもまだ見たことはないが、花のお江戸の催しだから、屋形船なども繰り出して、さぞかし大賑わいに違いない。
その隅田川の話をこの前、小沢昭一さんがラジオでしていた。演題は「年寄りの冷や水」。
広辞苑によると、その言葉の意味は「老人に不似合いな危ういことをするたとえ。また、老人が差し出たふるまいをすること」とある。
ところが、小沢さん(番組スタッフ)の調べによると、この「冷や水」の水源は「隅田川」だというのだ。
フムフム面白いではないか、と聞き入っていたら、「江戸の昔、隅田川の水は、今とは比較にならないくらい澄んでいて、しかも冷たかった」との解説。
そこから転じて、「余りに美味いので、健康を案じて、水の飲み過ぎを戒める意味が込められている」ということだった。
どう皆さん、面白くないですか?ナニ、面白くない!?それではまた、明日の心だぁー!!
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home