浅葱色ってどんな色? - 恋」はロマンを育むが… -
「しのぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思うと 人の問うまで」。百人一首にも編まれている平兼盛の和歌だ。
黙っていても、ついつい表情に現れてしまう恋心…。「恋」を忘れて久しいが、今も昔も「恋」はロマンを育む。
昨報の見出しは「色々」を二度も使用したが、「恋」に「色」が付いて「色恋」となると、さらに「沙汰」が続いて週刊誌風になってしまう。さぁーて、本日は「色」にまつわる話を少し…。
拙者の聞き及ぶ限り、「色恋道」においては、東西商工会長のカネコト・シタカ(区切り方を間違ったかな?)を凌ぐ御仁はそうはいまい。
その「武勇伝」は、酒と、涙と、笑いなしには聞けない。拙者も初対面の折には「こんなに愉快な人間がこの世に存在して良いのか?」と素朴な疑問を抱いたほどだ。
詳しい内容は、ちと紙上では憚りがあるので、直接ご本人に伺ってほしいのだが、「バカ受け」すること請け合いである。とにかく面白い。ほとんど「名人」の域である。
純然たる「色」の話に戻る。先日、高校の体育祭があって、拙者も家族と見物に出かけたのだが、その際にガキの頃に唄っていた歌を思い出した。
「♪ルリーの大空仰ぎつつ、健児の意気やいざーたかぁーし。チカラ、チカラ、わかきチカラ、チカラ、チカラ、わかぁーきチカラー♪」。
恥ずかしい話だが、「ルリー」が「瑠璃色」を意味することを知ったのは随分と後のこと。さらに青色系であることは『瑠璃色の砂時計』という番組を見てからだ。
似たような話は、さだ・まさし(グレープ)の代表作『精霊流し』でも。二番目の歌詞にある「♪あなたの愛した母さんの、今夜の着物はアサギ色♪」。
てっきり「淡い黄色」とばかり思っていたら、辞書で引くと「浅葱色」の表記も。こちらは緑がかった薄い藍色(水色)のこと。一体どっちが正解?
「水色」と言えば、あべ静江のデビュー曲『水色の手紙』を思い出すが、水も涙も「透明」に決まっているではないか!!嗚呼、いかん、いかん。段々ロマンチストでなくなってきた。
再び軌道修正。最近では「カラー・セラピー」というのがあって、心理療法等で一般でも応用されているようだ。
簡単なところでは、赤い色は「闘志」をかき立てるということで、本番前の楽屋や控え室に多い、とか。逆に、青色などの寒色系は「鎮静効果」があるとも言われている。
そんなことは調べれば済む話だから、さて置くとして、北関東では「イ」と「エ」が逆になるので、「色鉛筆」は「エロ・インピツ」と称される。
確かそうだったですよね、カネコトさん!?
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