クールビズは間違い!! - 有明海は隆起、橘湾は沈降 -
のっけから恐縮だが、昨報(十八銀行湊支店記事)は「クォーツ時計」と書くべきところを「クォーク時計」と記してしまった。
恐らく、この前のゴルフ大会で貰った「クオカード」のことが脳裏に焼き付いていたからだと思う。余談だが、「クォーク」の語源は「素粒子」の一種を意味するということだ。
さて、昨報の本紙一面では、大潮による湊新地一帯の「冠水被害」を取り上げていたが、これはもう取りも直さず「地球温暖化」が招いたものだ、という気がする。
弊社がまだ高島町にあった頃にも、大潮で路面が水浸しになったことが幾度もあったが、状況はさらに「悪化」の道をたどっているのではないか。
米国の民主党元副大統領アール・ゴア氏が著書の中でも指摘している「不都合な真実」がこうも度々繰り返されると、「震撼」としてしまうのも無理からぬことだ。
昨年暮れ、湊新地に漁人市場『とっとっと』を開いた松永忠徳さん(みそ半社長)によると、有明海の干満の差は6時間でナント7メートルもあるとか。
それを裏付けるかのような話を、元島原高校地学教師の寺井邦久先生(県教育センター勤務)から、つい先日うかがった。
寺井さんによると、有明海の海底は総じて「隆起」する傾向にあり、それが「遠浅」という現象をさらに顕著に引き起こしているのだ、と。一方、橘湾の方は「沈降」型で、年1センチのペースで幅も広がっているそうだ。
それらが今後、地域全体にどういった影響を及ぼすのかについては、まだまだ研究の余地があるだろうが、「島原半島は世界に冠たる地層モデル!!」とする同先生の分かりやすい説明は、まさに「傾聴に値する」内容だ。
来月4日には、東京でユネスコ認定国内第1号をめぐって「ジオパーク連絡協議会発起人会」が開かれる。県や市を始めとした関係者一同のさらなる奮闘を期待したい。
「地球温暖化」の話に戻る。この問題はすなわち「石油問題」と言い換えても差し支えないだろう。そこで何ともユニークな「短評」を見つけた。
朝日新聞社から出ている「アエラ」の10月1号に掲載されている、『バカの壁』の著者、養老猛司さんの寄稿コラムだ。
養老さんは「省エネのためのクールビズは石油資源の寿命を延ばしてしまう」としたうえで、「石油は一日も早く使い切った方がいい」と異説を展開。
結果、「環境問題だけでなく、地球上のあらゆる社会問題(失業対策、医療費など)がほぼ解決する」と主張。さらに「モノづくりを国策としている日本だけ石油を使うべき!!」と、勇ましく結んでいる。
さすがに養老先生、「実に的を射た皮肉!!」と拍手喝采した次第だが、拙者の『バカの壁』はいまだに堅固なままだ。
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