2007/09/25

英国で「左利き」が急増 - 拙者のつむじはどっち巻き!? -

 月末の銀行は大混雑だ。ふだんは空いてる行内の駐車場も常時〃満杯〃状態で、路上駐車も後を絶たないでいる。

 そんな折、しばしの無聊(ぶりょう)を慰めてくれるがラジオ。AMパーソナリティの笑いネタも結構だが、FMのオシャレ感覚も捨てられない。

 番組名は忘れたが、FM熊本でイギリスの話題を取り上げていた。内容は「このところ、英国内で『左利き』の人間が急増している』というもの。

 調べによると、以前3%だった「左利き」の比率が、最近では11%にまで伸びてきている、という。

 日本でも、以前は幼児期に強制的に「右利き」に矯正させられていたが、どうやら事情は彼の国でも似たようなものらしい。

 同番組では、「左利き」の歴史上の著名な人物として、ジュリアス・シーザー、ウインストン・チャーチル、キュリー夫人らを紹介していた。

 これは言い古された話なのでご存知の方も多いと思うが、酒飲みのことをなぜ「左党」と言うか?答えは、ふつう左手で持つ大工道具の「鑿」(のみ)が「飲み」に通じることから、そう呼ぶようになったことのようだ。

 では「右翼」と「左翼」の違いは?広辞苑によると、フランス革命後の議会で、議長席から見て「保守派」が右方の議席を占めていたことに由来する、という。当然ながら「左翼」はその逆だ。

 ところが、これに「思想」という単語が連なると、一筋縄ではいかなくなる。もう拙者ごときが論評する範囲を遥かに超えてしまうので、この話題はひとまずここらで筆を措く。

 インドでは左手は「不浄の手」ということで、カレーライスは必ず「右手」で食べるそうだ。

 つまり、トイレット・ペーパーが今ほど普及していなかった時代、インドの人々は左手で拭いていたわけだ。今はどうしているのかは知らない。

 それでは、少し思慮分別が足りない人間のことを「左巻き」と言うのはどうしてだろう?再び広辞苑の助けを借りると - 。

 「左巻きとは、時計針と反対のまわり方で巻くこと」という説明の後に、「つむじが左巻きの人は正常でないという『俗説』から」とあった。

 以前にも書いたが、拙者の頭上には、「計3つのつむじ」がある。左右どっちに巻いているのか判らないが、冷静に自己分析してみたら、「左巻き」の可能性が極めて高いのでは…。

 もう今更どうしようもないことなので、諦めるしかないのだが、「左巻き」には「左巻き」ならではの生き方があるはずだ。

 それが何であるかは分からない。ただ、このカオス(混沌)に満ちた現代を生き抜いていくには「少しぐらい狂った方が…」と、勝手に思い込んでいる。