2007/10/19

笑顔は〃万国共通語〃 - 市長とともに晴れの舞台に -

 アジアで初の「火山都市国際会議」がいよいよ後ちょうど1月に迫った。秒読み段階に入った、と言っても良いだろう。

 2世紀ぶりの歴史的な噴火活動がもたらした「災害」の記憶が年とともに薄れる中での開催。それ自体、大変に意義深く、是が非でも成功裡に幕を引いてほしいものだ。

 学術部門は先生方にお任せするとして、我々市井の人間にとっては、まとまった数の外国の人々が一堂に会する「未知の体験」が待ち受けている。

 そこで「力を発揮してほしい」と期待されているのが通訳ボランティアの存在だ。主に「英語」ということになろうが、老婆心ながら「論語読みの論語知らず」という事態に陥られぬように…。

 大切なのは「おもてなしの心」であり、それはたとえ外国語が流暢に喋れなくても、相手方には十分に伝わるものだ。

 そのためには、まず微笑むこと。グッドモーニングでも、ハローでも、サンキューでも何でもよい。にっこり笑って相手の目を見て話すこと。笑顔は何にも勝る「万国共通語」だ。

 とかく日本人は恥ずかしがり屋さんが多いが、臆することは何もない。相手は同じ「地球人」だし、それぞれ国や学術機関を代表してやって来る選りすぐりの人々だ。

 誰も経済情勢や日米関係、イラク政策などといった小難しい質問はしてこないはずだ。せいぜい聞かれても「道案内」くらいだと考えて良い。

 分からなかったら、分かる人間を探せば良い。周囲に喋れる人間がいなかったら、自分が相手の希望する「場所」まで連れて行けば済む話だ。

 そんな事より、あの未曾有の長期大規模災害から立ち直った「島原人の逞しさ」「行政機構の素晴らしさ」「(災害当時)物心両面で支えてくれた日本全国民の優しさ」等々を熱く語ってほしい。

 何なら、前もってボランティアの力を借りて、〃英作文〃してもらっていても構わないのではないか。反省点も含めて、批判があるようなら、それもそれなりに…。

 視点を変えるなら、この会議は4期にわたって災害対応から復旧→復興→その後の街づくりへと取り組んできた吉岡庭二郎市政の「集大成」だ。

 記憶に新しい中越沖地震(新潟県)から3カ月余。火山列島ニッポンはいつどこで災害があってもおかしくない〃現実〃に常に晒されている。

 さらには台風、地球温暖化に伴う季節外れの集中豪雨など、予期せぬ事態が「人々の心の隙」を虎視眈々と狙っている。

 最近はいずれの自治体でも「安心」と「安全」がキーワードだ。弊社のコミュニティFMラジオ、無線LANのシステムも間もなく完成する。

 出来れば、吉岡市長とともに「晴れの舞台」に立てればと願っている。