2007/10/30

今日はブルーマンデー - 昔懐かしい「デンバー」の響き -

開高健の小説に『青い月曜日』というのがあったが、月曜日はどうもいけない。何かこうエンジンがかからないというか…。

元々は「宿酔」という意味らしいが、昨日は缶ビール1本に留めたのでそれも当たらない。さあ、そろそろ気合を入れて - 。

日曜日は、社長を九十九ホテルに送り届けた後、ワールドシリーズ第3戦の模様をテレビで観ていた。

コロラド・ロッキーズの本拠地である「クアーズ・フィールド」はよほど寒いのであろう。ベンチの選手はフードを被り、松坂(ボストン・レッドソックス)は投球の度に右手に息を吹きかけていた。

結果はレッドソックスが土付かずの3連勝で、「世界一」に王手をかけた。残り4試合、まだどうなるか判らないが、松坂の投打にわたる活躍は「お見事!!」の一言。

時代背景も舞台も大きく異なるが、島原でキャンプを張っていた西鉄ライオンズ黄金時代の「鉄腕!!稲尾」の勇姿をほうふつとした人も多いだろう。

それはそれとして、コロラドの州都が「デンバー」だということを、このシリーズが始まってから初めて知った。個人的にはとても懐かしい響きだ。

拙者が学んだ中学の英語教科書の発行元は「クラウン」だった。その初めの頃に出てくるのである、「デンバー」という地名が。

主役は男の子がトムで、女の子役がスージー。彼らは「デンバーに住んでいる」という設定だった。

これまで「デンバー」がどこにあるのか知る由もなかったが、別段不自由もしなかった。しかし、折角の機会だから、と思って調べてみたら、広大な北アメリカ大陸のほぼ中央部に位置していた。

解説者の長谷川滋利さんが番組の中で「コロラドだけは行きたくない、と思っている選手が多い」と言っていたが、松井稼頭央はそれをやってのけた。

判官びいきかもかもしれないが、せめてロッキーズに1勝くらいはしてほしい。いや、できれば西鉄のように〃奇跡〃を起してくれないだろうか。

一方で、日本シリーズも始まった。2試合を終えて1勝1敗。こちらも予断を許さない状況だが、ダルビッシュの〃快刀乱麻〃ぶりを目の当たりにして、「こいつもいずれ大リーグ入りか」との想いもよぎる。

話は飛ぶが、アメリカで49番目の州となったアラスカは昭和34年、格安でソ連から譲渡されたものだが、拙者も一度だけ州都アンカレッジに数日間、滞在したことがある。

その時は末期がん患者が収容されている「ホスピス」に泊まった。それから約5年後に島原に移って、松岡伯菁先生から改めてその名前を聞いた。

ひょっとしてこの話、以前書いたかも…。昨夜飲んだ「クアーズ」(缶ビール)がまだ残っているのだろうか…。今日はやっぱりブルーマンデーだ。