3日は「まんがの日」 - 紛れもない文化なのだぁー -
今日11月3日は言わずと知れた「文化の日」であるが、同時に「まんがの日」でもある。
毎度おなじみの『年中行事・記念日事典』(学研)によれば、2002年(平成14)に日本漫画協会と出版5社が中心となって制定したというから、まだ日は浅い。
だが、一口で「まんが」と言っても、その影響力には計り知れないものがある。先般の自民党総裁選で予想以上の〃善戦〃を果たした麻生太郎氏(前幹事長)は自他ともに認める「マンガ・フリーク」だ。
今どのようなまんがが人気があるのか知らないが、拙者が子供の頃の最大のヒーローは何と言っても「鉄腕アトム」。「鉄人28号」も人気があった。
アトムが光文社刊の『少年』という月刊誌に最初に登場したのは1952年(昭和27)4月号だということだが、原作の設定では、その誕生日は「2003年(平成15)4月7日」とされている。
一連の「アトム本」に関しては、上の町の麺処「すずみ」に、かなりフリーク的に揃っているので、食事がてらお運びいただくのも一興か、と考える。
さいとうたかおさんの「ゴルゴ13」も名作中の名作だ。拙者は散髪などに行った際に拾い読みするくらいだが、本当に好きな人は何十巻という単行本を、全巻揃いで持っているくらいだ。
その人気の秘密は「情報収集力」にある、という。ウソかマコトか知らないが、さいとうさんのシンジケートは世界数十カ国にも及んでいる、という。
出版業界にとっても経営を支える〃屋台骨〃だった時代もあった。事実、「明日のジョー」を連載していた「週刊マガジン」(講談社)の売上部数は、一部全国紙のそれを遥かに超えていたほどだ。
最近では、古典をマンガに置き換えた企画がヒットしているそうだ。日本文学史上最初にして最高の長編小説と言われる「源氏物語」は「あさきゆめみし」という作品に生まれ変わって、受験生を中心に人気を集めているとか。
また、東京など大都会の主要駅では、週刊誌のような「フリーペーパー」が配布されているが、中身は立派なマンガ本で、スポンサー広告は劇中でさりげなく紹介されている。
ここまでくると、「たかがマンガ、されどマンガ」である。くどいようだが、昔の感覚でマンガを侮ることはもはや完全なる〃時代錯誤〃である。
だからこそ「文化の日」にあやかって「まんがの日」が制定されたのであろう。そう、バカボンの父ちゃん風に言えば、「まんがは文化なのだぁー」。
もう一つ、11月3日にちなむ記念日があった。それは語呂合わせをして「いいお産の日」。
我が社のKちゃんもいよいよ今日から産休に入る。ゆっくり休んで元気な赤ちゃんを産んで来いよ!!
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