目指すは〃効くラジオ〃 - 菊の花を見て思いついた!! -
朝夕の冷え込みをめっきり感じるようになった。つい先日まで「暑い、暑い」とぼやいていたこと自体がまるで嘘のようだ。
花壇の植え替えを行った。日々草やポーチュラカの後継者は、ナデシコ、パンジーとビオラ。いずれも見かけによらず強かな習性を持っているようだ。
客人として制作スタッフが取材先からいただいてきた菊の鉢植えが、文字通り「花を添えて」くれている。こちらはどっしりとした大人の雰囲気だ。
この季節、各地のお城や神社では「菊祭り」が盛大に執り行われているが、印象に残っているのは、随分と前に明治神宮と熊本城で見かけた大輪の花の数々。お見事!!の一言だった。
菊は天皇家の紋章だが、英語で言うとクリサンセマム。受験生の頃、必死になってスペルと読みを丸呑みしようともがいていたことを憶い出す。
そのトラウマかどうか知らないが、宴席などで刺身のツマに菊が添えられていたりすると、ついつい苦笑いを浮かべてしまう。まあ、味そのものがほろ苦くもあるのだが…。
話は飛ぶが、「きく」は「聞く」でもあり、「聴く」でもあり、また「効く」でもある。このほか「訊く」という字も充てられるが、こちらは「尋問」のような聞き方だと以前に教わったことがある。
なぜ唐突にこのような話になってしまうかと言うと、弊社が間もなく「コミュニティFM放送」を開始するからだ。
最近では、県域放送などで「見えるラジオ」ということで、字幕が流れていたりするが、弊社が目指そうとしているのは「効くラジオ」である。
勿論、その関連の機器さえ設置すれば「見えるラジオ」なんて簡単にできるので、別段意に介していない。あくまでも目指すは「効くラジオ」なのである。
では、我々は一体何に対して「効こうとしている」のか?第一義的には防災であり、防犯であり、さらに敷衍して地域全体の活性化に対して「効果的でありたい」というのが基本のコンセプトだ。
当然ながら、物事はなべて「言うは易し、行うは難し」である。そうそう簡単には運ばないだろう。放送開始前の現時点においてでさえ、すでにある程度のトラブルは予想している。
だが、「賽は投げられた」のである。コミュニティとはいえ、島原半島で初めての、放送法にのっとったラジオ局の誕生だ。
この言葉はもともとシーザーがルビコン川を渡る際に発した有名な言葉だが、先日久しぶりにテレビに出演していた日産CEOのカルロス・ゴーン氏が、同社のインド市場進出に当たっての「気構え」として使っていた。
拙者は今、開局を一週間後に控えて武者震いの心境だ。そう言えば、菊花を使った「武者人形」というのもあったはずだが…。
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