同級生の息子大きく!? - お蔭様で本日メデタク開局 -
本紙はじめ各紙が報じてくれているように、8日付けで「コミュニティFM局」の放送免許状を総務大臣から頂いた。
島原半島で第1号であるわけだが、有明海域の電波の輻そう状況からして、もう帯域は残っていない。従って、唯一の局となる。改めて「責任の重さ」を痛感しているところだ。
授与式は熊本市内の同省九州総合通信局(武井俊幸局長)で行われたのだが、会社を出る直前に、自室の壁掛時計が何かの拍子でずり落ちた。
普通なら「縁起でもない…」と眉をひそめるところだろうが、拙者は迷いもなく喜んだ。「そうか、古い時代が終わったんだ。今日からいよいよ新しい時を刻んで行くんだ」と。
帰途、熊本市内のデパート「鶴屋」で純白のネクタイを買った。11月11日午前10時から行われる開局式典で着用するものだ。
5千円から1万2千円まで各種取り揃えてあったが、ポケットタイ付きの一番安い品を選んだ。「お祝い事ですか?」と聞かれたので、「島原でFM局の立ち上げがあります」と答えたら、「それはオメデトウございます」とにっこり。
その笑顔が余りに可愛いらしかったので、つい虚勢を張って「もう1本いただこうか」と口走ったら、奥から年季の入ったオバヤンがしゃしゃり出てきた。
「お客様、こちらがただ今入ってきたばかりのアクアスキュータムの新作でございます」。引っ込みが付かなくなってしまい、泣く泣くカードを差し出してきた次第。
実は、メガネも買ってしまった。こちらは島原市内の眼鏡屋さんだ。従来の乱視に加えて、最近は細かな文字が見えづらくなっていたので、老眼補正機能を付けてもらった。
フレーム台は下半分で、色は赤茶系のハーフトーン。これまでとは別世界のように辞書の文字がハッキリと飛び込んでくる。
早速、社内のスタッフに自慢げに披露したら、「どう見ても古本屋のオヤジですね。何ならハタキをプレゼントしましょうか」などと笑われてしまった。
「ならば - 」と勇んで帰宅して母と家人に掛けて見せたが、こちらも頗る悪評判。「フレームが顔の贅肉に食い込んでいる」「ミーハーね。そのまんま知事のモノマネでしょう」などとぬかしやがった。
チクショウ!!こうなったら、もっともっと勉強して絶対に見返してやる。そうだ、日本人で今一番「ノーベル賞」に近いと言われている作家は村上春樹だ。
彼は学部の先輩で、暇な折には辞書を読むのが趣味だと言っていた。拙者もこれからは「コンサルツ・ア・ディクショナリー」で行くぞ。
悲嘆にくれてトイレに駆け込んだら、長年連れ添っている「同級生の息子」(!?)がいつもより大きく見えた。なるほど老眼鏡にはこういう「効用」(!?)もあったのか…。
1 Comments:
FMしまばら開局おめでとうございます。今後の展開期待しております。
コメントを投稿
<< Home