2007/12/02

やっぱ島原産に限る!! - 先を知りたがる人間の本性 -

誰かが笑っていたが、最近の若者に12月に走るのは誰かと訊いたら、「坊主」と答えた、という。個人的な思いを言えば、「知らないけど、8月に走るのは坊さんかな?」と返すくらいの機知が欲しかった。

いよいよ師走、12月である。最近の島原半島では「師」に成り代わって「大学生」(九州学生駅伝)が走っているようだが、その声を聞くと、何とはなしに気ぜわしくなるから不思議だ。

ところで、昨年の今頃は何をしていたのだろうか。パソコン上のスケジュール帳をめくってみると、12月4日「大相撲島原場所」との記述。

ああそうか、あれからもう1年か…。当時〃我が世の春〃状態だった横綱朝青龍はテンヤワンヤの騒動を引き起こした末、やっと謹慎が解ける、という。

大相撲もそれ以来観ていないし、安倍自民党は7月の参院選で記録的な惨敗。いつの間にやら、ダークホースの福田さんが総理の座に収まっている。

「ゼア・リズ・ノー・テリング・ワッ・メイ・ハプン」という英語の諺があるが、何が起こるか分かる人間なんてどこにもいない。仮に存在するとしたら、その方は神様だ。

ところが、人間は「少しでも先の事を予測しよう」と、占いや風水関連の本をせっせと買い求める。まあ、それが〃人情〃というものであり、拙者もその一人だ。

何年か前、大手の出版社に勤める友人がこんな話をしていた - 。「年末を控えたこの時期(もう少し早いか…)は、著名な占い師や風水学者はみんな引っ張りだこだ」と。

彼らは彼らなりの苦労があるらしく、ゼニになる原稿を頂くために、過激な〃接待合戦〃を繰り広げている、との由だ。その舞台となるのは、超一流の料亭や鮨屋。

つい最近「ミシュラン」の三ツ星に選ばれたある店の名前もその折に聞いた。聞いて驚いたが、1食単価がナント5万円!!

金持ちの美食家にとっては、別段驚く話ではなかろうが、庶民の口にはとてもとても…。1回の食事に5万円も使うくらいなら、家族や仲間と一緒に、もっと楽しい事をすればいいのに、と思う。

その話を聞いた後で、友人は「ここは焼き鳥が美味いから」と秋田県産の素材で固めている、JR恵比寿駅近くのコジャレた店に連れていってくれた。

店の前には〃長蛇の列〃。30分近く待たされた挙句だったので、確かに料理は美味かった。今にして思うに、あれが「比内地鶏」であった。

最近、忙しさにかまけて新聞やテレビの情報を仕入れていないが、数日前のニュースでは、横浜・崎陽軒のシューマイの話題を取り上げていた。

赤福に続いて今度は崎陽軒か。やっぱ食べ物は島原産に限るバイ!!