2007/12/18

ウソ情報は止めて!! - カボチャでも「地デジ放送」 -

…週末はお祝い事が重なり、また体重が増加した気がする。そして今、その〃身重〃のカラダはジャンボ機の機内にチンマリと収まっている。

…こうして、さも忙しそうにパソコンを叩いていると、いっぱしの〃国際ビジネスマン〃のようにスッチーの目に映るのでは…。まさか!!

…それにしても、先ほどかき込んだウドンの熱かったこと。今でも舌先がザラザラしている。ウドン一杯550円。肉味噌入りおにぎり一個180円。〆て730円也の朝昼兼用の食事が終わった。

…後は羽田に着くまでにこの原稿を書き上げることだが、なかなかテーマが浮かんでこない。どうしよう…。でも、売れっ子脚本家の大石静さんが言っていた。「起承転結など関係ない。まずは筆を執ることだ」と。

…とは言っても、なかなか思いつかないので、まずは今回の上京目的について語ろう。業界用語で言うところの「区域外再送信」の是非を問う全国会議だ。

…構図は簡単だ。県外への電波の発信を制止しようしている既存の地上波放送局と、CATV業界。これまでは難視聴対策などで良好な関係が続いていた。

…ところが、2011年7月に迫った「地上デジタル放送」への完全移行をめぐって、火花を散らしているわけだ。

…九州地区では、大分県で第1ラウンド。こちらはCATV側が「総務大臣裁定」で判定勝ち。ところが、このジャッジに福岡の民放各社が異を唱えた。

…もともと熊本や福岡などの県外チャンネルを見ることができた島原と、大分や佐賀、宮崎などとではCATVの存在基盤そのものが違う。

…誤解を恐れずに言えば、他県のCATV局はこれまで余りに「経営環境」に恵まれすぎていた。何故なら、系列地方局の有無に乗じて〃美味しい商売〃をしてきたからである。

…そこへいくと、島原はなまじ〃電波銀座〃であるが故に、他地域にない苦労を強いられてきた。逆に言うと、そのお蔭で打たれ強くなったことも事実だ。

…如実な現れがコミュニティFM放送であり、無線LANシステムだ。日刊工業新聞、ザ・ナガサキに続いて、今度は「CATV新時代」(NHKエンタープライズ)からの原稿依頼だ。

…こうやって上京してみて、全国各社幹部の真剣な表情を見ていると、浮ついた気持ちなど瞬時に吹っ飛ぶ。それほどまでに厳しいのがCATV業界の現実なのだ。

…「なのに…」である。当社が今月から取り組んでいる長崎県内波のデジタル化(地デジ放送)に対して「カボチャではデジタル放送は見れない」と吹聴している輩がいる、との報告を受け、心が寒くなった。

…小生もこの業界に身を置いて十年目となるが、相手を誹謗するような「ネガティブ・キャンペーン」が好結果をもたらした事例を寡聞にして知らない。