祐徳院の「勝守」が人気 - Rソックスの優勝にも貢献!? -
今年も余すところ2週間強。これからいよいよ〃年の瀬〃である。気の早い話だが、今日は「初詣」の話題を一つ。
もちろん地元の「氏神様」が一番のお参り先であることに違いはないが、先日、佐賀県へ出かけた折に地元紙の「佐賀新聞」で紹介されていたトピックスを紹介する。
同県内版のニュースで、見出しは〈祐徳院の「勝守」人気〉〈Rソックス優勝で話題〉というもの。カラーの写真入りで、さして美人でない(?)巫女さんが、神社の「お守り」を差し出して写っている。
きっかけは、李啓充というコラムニストが書いた某週刊誌の記事だった、という。
それによると、鹿島市在住の医師、織田正道さん(55)が平成16年11月に病院視察で米ボストンを訪れた際、祐徳稲荷神社のお守り「勝守」(かちまもり)を10個ほどお土産で配ったことで、ある〃奇跡〃が起こった。
どの段階か知らないが、その年、レッドソックス(ボストン)は、宿敵ヤンキース(ニューヨーク)に3連敗し、もう後がない所まで追い込まれていた。
ところが、奇跡か神がかり、織田さんがオーナーらに配った「勝守」が威力を発揮して4連勝。ついに逆転優勝を遂げた。
そしてまた今年も、李さんらの〃縁起担ぎ〃が見事に奏功。松坂、岡島ら日本人選手の活躍もあって、レッドソックスがワールドシリーズを制覇したのは、周知の事実だ。
同神社が「勝守」を売り出したのは20年前から。普段の売上は一日に10個ほどだが、週刊誌の記事が出てからは多い日で50個ほど売れている、という。
長崎県内からも、商売人で毎月定期的に同神社にお参りしている人を知っているが、こうした明るいニュースは、やはり嬉しいに違いない。
ちなみに、「勝守」の値段は1個600円。読者の皆さんも、初詣にお出かけになった際にでも、お求めになられてはどうか。
いやいや、何より23年ぶり24回目の全国大会出場を決めた「島商サッカー部」の関係者には、是非ともお勧めしたい。何せ佐賀県はいま元気が良い。
「がばいばあちゃん」はメガトン級の大ヒット。高校総体でも大いに盛り上がったし、夏の甲子園では県立の進学校「佐賀北」が、これまた〃奇跡〃の逆転優勝を成し遂げた。
「佐賀北」と言えば、「ながせや」社長の古瀬寛治さんの紹介で小学館の九州支社長と一杯やったが、その人が同校の卒業生で、甲子園の話をすると、随分と鼻息が荒かった。
この際、「佐賀だ」「長崎」だとチマチマした事は言わないで、一緒になって「肥前之国」を盛り上げましょう。佐賀県の古川知事は少し前まで、長崎県の総務部長だったんだから。
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