来年の干支は「子」 - 鼠捕りは業務執行妨害!? -
昨日は「残」の話を少し書かせていただいたが、文藝春秋新年号の巻頭エッセイ集に作家の塩野七生(在イタリア)さんが寄せている一文を読んで、思わずヒザを叩いた。
「賞味期限」の問題について書かれている件で、まず賞味期限そのものが「科学的ないし客観的な規準に基づいているものなのか?」と疑問を呈している。
対する塩野さんの答えは、妹さんの言葉を借りる形で「早目に売りさばきたい想いで相当にサバをよんで設定した賞味期限に、製造主が裏切られたのが今の騒動の因(もと)」と断じている。
なるほど、確かにそうした考えで一連の騒動を眺めてみれば〃得心〃できる。一言でいえば、メーカーの〃一人芝居〃に市場が踊らされた〃自縄自縛〃の劇場だったのだ。
ところで、今朝ほど家を出る時に、ある記事の出稿が遅れていることで社長から〃お叱り〃を受けた。当然と言えば、当然なのだが、小生も〃多忙の身〃、何もそう頭ごなしに言わなくても…と正直思った。
小生は悲しい時、爪を切る癖がある。別段、そうした思いが他人様より強いわけではないが、枕元、車の中、会社のデスク周りに爪切りを用意している。
手の場合はまだいい。問題は足の爪だ。毎朝、靴下を履く時も苦労するが、足の爪切りは一大難事だ。お腹の贅肉を押し込めるようにして腕を伸ばすが、目標は遥か先。
そのうち〃女座り〃のような格好になって腰を痛める、というのがいつものパターンだ。まあ、これは肥っている人間にしか解からない〃苦労〃ではあるが…。
話は戻るが、出稿が遅れているのには、いささか理由があった。その記事の取材の帰りにスピード違反で捕まったせいで、気乗りがしなかったのだ。
道路も空いていて気持ち良く運転している最中に、旗を持った警察官が突然飛び出てきて、「脇道に入れ!!」という。渋々、指示には従ったが、どうも納得がいかない。
泉谷しげるの歌ではないが、「さも当然なような顔をして♪」近寄ってくるのである。パトカーに乗せられて、コンビニのレシートのような紙切れを見ると、「74キロ」との印字。
時は師走。先生だって走るのに、我々庶民が走らなければどうする!?反抗的な態度を取り続ければ「公務執行妨害」となるので、途中から素直に従ったが、先を急ぐ立場からすれば「業務執行妨害」ですよ。
会社に帰って機器類に詳しい社員に、「大体あの紙切れに科学的な根拠があるのかね」と疑問を投げかけると、「あれは僕の大学の先輩が開発したものです」と冷静な回答。
えっ、そうなの?来年の干支は「子」(ね)。今後は鼠捕りにかからないようチューイしますよ。それにしても「残念」…。サヨナラ一万五千円。
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