〃息〃ができる幸せ!! - 「もっぱら、しまばら。」を進展 -
島原新聞の読者の皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお付き合い下さい。
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3年前の大晦日の夜、当時ある〃案件〃で悩みぬいていた小生は、家族が集う食卓で「1年後の復帰!!」を宣言した。が、事は思い通りには運ばなかった。
翌春、社員同士がめでたく結婚。ところが、この慶事に際しても我が胸に澱(おり)のように巣食う〃不気味な物体〃は、容易にその場を立ち去ろうとはしなかったのである。
今でもその2人に対しては、申し訳のない気持ちで一杯であるが、幸いにして2人の子宝にも恵まれ、小生の罪の意識も徐々にだが薄れつつある。
その間、悲嘆に明け暮れていた小生を支えてくれたのは、何と言っても「家族」であり、「社員」であり、「友人」であった。今こうやってコラムが書けるのも、全ては周囲の人々の心からの励ましのお蔭である。
それにしても、交通事故の犠牲者が年々減っているのに反し、自ら命を絶つ人の何と多いことか…。きっと皆さん、心根の優しい方ばかりに違いない。
新しい年、平成20年を迎えるに当たってまず願うことは、全ての人々に「天寿」をまっとうしていただくことだ。
小生はごくごく普通の仏教徒だが、何かしらの神仏のご縁がなければ、人間はこの世に生まれてはこないと、そう信じている。そのように「頂いた命」であるとすれば、大切にするのは至極当然のことだ。
よく「隣の芝生は青い」とか、「他人のバラは赤い」とか言われる。だが、さして他人様のことを羨む必要もあるまい。大事なのは自らに与えられた「天命」を如何に果たしていくか。
最近は税法の改正で高額所得者の番付が発表されなくなったが、何年か前まで毎年のように上位を占めていた「銀座まるかん」の創業者、斉藤一人さんの著書の中で、特に印象に残っているくだりがある。
「皆さん、ひょっとして自分のことを『不幸』と思っているでしょう。そしたら、1分か2分だけ息を止めてごらん。そのうち我慢できなくなるから。そこで皆さんは『自由に息ができること!!』の幸せに、改めて気付きます」 - 。
正確には覚えていないが、主旨はだいたい前述の通りだった、と思う。些細な出来事にも無意識のうちに「負の要因」ばかりを捜し出そうと努めていた我が身にも、その例え話はすんなりと呑み込めた。
そう、生きているだけでも、息ができるだけでも幸せなのですよ、皆さん。今年は一つ、余り欲張り過ぎずに、日々「感謝」の気持ちを忘れず、「諸事万端」前向きに!!
個人的にはまず、仕事面の充実を図っていきたい。そのためには、本紙面の年賀広告でも表現している通り、「活字」「映像」「音声」の三位一体化を実現すること。
昨年は国、県、市のご協力で「コミュニティFM局」を誕生させることが出来た。今年はさらに、リスナーやスポンサーの皆様のご支援をもとに、それを大きく育てていかなければならない。
また、九州で一箇所だけ総務省の「モデル事業」として採択された「児童見守りシステム」に象徴される「無線LAN事業」を、出来るだけ早期に軌道に乗せる必要もある。
幸いなことに、現在各方面から「導入に向け、是非前向きに検討したい」旨の連絡が相次いでいる。とにかく今年は、「防災&防犯」を最大テーマとした「もっぱら、しまばら。」主義を進展させたい!!
5月17日(土)に東京プリンスホテルで開催される「関東島原半島会創立60周年記念大会」も大きな楽しみの一つだ。
カボチャテレビでは、火山都市国際会議等で実証されたネット上の「ストリーミング」機能を使って、その賑わいぶりを現場から〃生中継〃する計画だ。
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結びになりましたが、読者の皆様の今後益々のご健勝と、島原半島地域の限りない発展を祈念して、初春のご挨拶といたします。
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