オロロンは子守唄だって - バイにちなんだ産品開発を!! -
〈ウメーはー 咲いたかー サクーラは、まだかいな〉などと口ずさんでいたら、小涌園ロビーの白梅がすでに満開状態。従業員の人に聞くと、暖房の影響で一挙に花開いた、ということだ。
ところで、「島原市の木」も、「島原市の花」も、そろって梅(ウメ)である。音読みすると「ばい」。例えば「梅毒」(ばいどく)などといった具合に(ちと例えが悪過ぎるか…)。
昨年暮れ、東映で吉永小百合さん主演で映画化が決まっている宮崎康平さん夫人の宮崎和子さんと一緒に、小浜へ出かけた。
目的は、宅島建設社長、宅島壽雄さん(島原法人会会長)の肝煎りで進められている「島原半島の歌」(仮称)の創作に取り組んでいる、作曲家の中村泰士さんとの顔合わせのため。
橘湾が眼下に広がる素晴らしい眺めの中で交わされたお二人の会話の中で、面白いエピソードを伺ったので、この機会に少し披露しておこう。
康平先生と言えば、「島原の子守唄」の作者として誰も知らない人はいないくらい有名な方だが、「オロロンバイ」という囃子言葉の由来についての定説は、いまだ聞いたことがない。
実は、この「オロロンバイ」のフレーズを中村さんが作品の中で使いたい、ということで「お許しを得るべく」面会が実現したわけだが、当のご本人も「詳しくは知らない」という。
「但し」ということで漏れ聞いた話が、何とも面白かったのである。勿論、お許しは頂いていないが、めでたい「正月」の戯言ということで、どうぞ悪しからずご了承のほどを。
昔、NHKの会長に芸能畑出身の坂本朝一さんという人がいた。この方は康平先生の学生時代からの友人で、卒業後も交流が続いていた。
ある時、宮崎家に坂本会長から国際電話が入った。「いま東欧のアルメニアにいるのだが、パーティで貴君が作った『島原の子守唄』を歌ったら、現地の人が仰天した。訊くと、アルメニア語で『オロロン』とは子守唄の意味だそうだ」。
また別の機会に宮崎家を訪ねた韓国のテレビ局の取材クルーの話も面白い。「韓国の歌で『アリラン』というのがありますが、これも地名を指したりするようものではありません。何か『オロロンバイ』にも共通するようなものがあるでしょうか?」。
結論から言うと、この件についてハッキリした答えは、和子夫人をしても、いまだ見い出せてはいない。そこで提案!!
島原市の「木」や「花」が「梅」(ばい)であるのだから、いっそのこと「オロロン〃バイ〃」という新たな産品開発に取り組んだらどうだろうか?
ナニ、新年早々酔っ払ってんのか?あそっ、お呼びでないわけね。それでは皆さん、この辺りでバイバイ!!
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