金色鯛の勇姿をとくと - 田中熱学社長が釣り上げた -
前号で少しふれたが、〃金色の鯛〃を釣り上げた人がいる。江島栄太郎さん(古川青果社長)の紹介によると、その太公望は島原市栄町、田中金属社長の田中泰信さん。
時は平成20年1月25日。南風楼沖合い約8キロの海中から見事ゲットした。体長77センチ、重さは7.5キロだったというから、まぎれもない〃大物〃である。
何はさておき、論より証拠。まずは「写真」をとくとご覧あれ。残念ながら、白黒紙面ゆえ〃金色〃の肌合いがお伝えできないが、魚体全体がやや渋めの〃シャンパンゴールド〃の輝きを放っているのだ。
実はこの日、田中さんはほぼ同サイズの〃桜色の鯛〃を釣り上げているというから、対比の妙も鮮やかに、さぞかし〃二重の慶び〃に浸ったに違いない。
さて、肝心のお味の方は…。数日間、島原外港内の生簀(いけす)で休ませた後、先月29日の晩に仲間内10名ほどで召し上がった、とか。
実は、その晩に小生にもお呼びがかかったのだが、あいにく長崎から〃珍客〃が訪れていたため、残念ながらご相伴にあずかれなかったのである。
そのせいもあって、恨みがましく「本当に美味かったですか?」としつこく尋ねたら、江島社長はぐっと胸を張って「当然やろもん!!」とバッサリと切り捨てられた。
そう言えば、食通として知られた作家の池波正太郎氏によれば、魚は釣り上げた直後より、生簀でしばらく泳がせた方が美味いのだそうだ。
さすがに江島社長らは心得たもので「魚は、釣り人との苦闘で筋肉が痛んでいるので、それをゆっくりと冷ましてあげる一定の時間がいるのだ」と説明してくれた。
なるほど科学的だ。それにしても、なんでそんな日に限って、あの珍客が…。今度は池波先生が「日本一美味い魚を食べさせるお店」と言っていた茂木の「二見」で奢らせてやる!!
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