銀座食堂で映画ロケ - 「愛宕」は守護神のはずだが… -
二月は〃逃げ月〃というが、月日の経つのは早いもので、今年ももう6分の1が過ぎてしまった。
年頭に立てた幾つかの〃目標〃もそろそろ軌道修正を図る頃合いかも知れない。そうした心境を見透かしたかのように、書店には4月始まりのスケジュール帳が並ぶ。
しかして、我が実態は。嗚呼、何と成長の軌跡が感じ取れないことか…。年々、血圧の上昇に比例して、バカの度合いは増し、日々反省の連続だ。
テレビではもう20年以上も前の「ロス疑惑」が連日のように報じられているが、もういい加減にしてほしい。イージス艦と漁船の追突事故にしても、釈然としないイライラ感ばかりが募る。
科学の粋を集めて進水した艦名は「あたご」だが、大新聞のコラムはギリシア神話から取った「イージス」の由来を賢しげに開陳するばかりで「ごもっとも」の域を出ない。
「あたご」(愛宕)は和歌の世界にも出てくる日本古来の地名である。広辞苑によると、京都北西部に位置する「愛宕山」(海抜924m)の別称で、山頂に建つ「愛宕神社」は、皮肉にも、雷神を祀った防火の守護神だという。
東京の「愛宕山」は港区芝公園の近くにあり、確かNHK発祥の地。そう言えば、加津佐町にも「愛宕団地」という地名があったような気がする。
マスコミに限らず、とかくこの世の中は〃移り気〃である。昨日まであんなに怒り、悲しんでいた事件や事故がいつしか話題に上らなくなる。
「人の噂も75日」 - 。悲しいかな、すべては歴史の1ページにしか過ぎないのである。
そのようないささか〃厭世的〃な気分に浸ってパソコンに向かっていたら、何やら社員がソワソワしている。聞くと、吉永小百合さんが近くの「銀座食堂」でロケをしている、というではないか。
そうだ!!吉永小百合という〃大女優〃を間近に眺められるのも、我が人生(歴史)の貴重な1ページである - 。そんな勝手な理屈をつけて、早速現場に駆けつけたが、実際にお顔を拝めたのは割烹着姿の綾小路きみまろ一人。完全に当てが外れた。
別段、「きみまろさん」が嫌いなわけではない。どちらかと言うとファンの一人である。CDも2枚買って、時々車中で聞いては憂さを晴らしている。
でもやっぱり、ここは「小百合さん」なのである。昨日、児童見守りシステム(無線LAN)の視察で来島した宮崎県都城市のCATV局の幹部も、大の「サユリスト」だと言っていた。
帰社の途中、花壇の脇を通っていたら、知らない間にチューリップの芽の数が随分と増えていた。さあ、自分もいつしか花咲く時を夢みて!!
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