「ひな祭り」はきらい!? - 時代はどこに向かうのだろう -
〈あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花 五人ばやしの 笛太鼓 今日は楽しい ひな祭り〉
どうにもガキの頃からこの歌は〃苦手〃だ。男の兄弟ばかりで育ったせいか、耳になじまない。もっと言えば、全然「楽しさ」が伝わってこないのである。
やはり「祭り」は北島のサブちゃんが歌っているように〃勇壮〃なものが良い。ただでさえ「先行きに不透明感漂う」などと言われているのに、ここで景気をつけないでどうする!?まあ、勝手な理屈だが…。
島原の場合、その景気づけが「初市」ということになろうが、こちらもいま一つ〃元気〃が伝わってこない。主催者ばかりでなく、もっとみんなで盛り上げなければ!!
一方で映画『まぼろしの邪馬台国』(東映)の撮影は順調に進んでいるようだ。小生は所用で出席できなかったが、2日には記者会見も行われた。
聞くところによれば、スタッフの滞在日数はあと1週間弱とか。天候面も含めて、無事撮影が終了することを願うばかりだ。
話は変わるが、京都と長崎を結ぶ寝台特急「あかつき」が廃止されるとの報に触れ、一抹の寂しさを禁じえない。
あれはもう10年も前のことだ。次男が少林寺流空手道の全国大会(東大阪市)に出場することになって、一家5人して出かけたことを思いだす。
夏の暑い盛りだった。大阪城を見学し、中之島に一泊した。当時、浄土宗総本山の「知恩院」に詰めておられた崇台寺ご住職の安藤光宣さんもわざわざ〃カブ号〃で駆けつけて下さったのだが、あえなく一回戦で敗退…。
仕方がないので、安藤さんはそのまま京都へトンボ帰り。我々は京阪電車で後を追いかけた。
初めて訪れた「知恩院」はとても一言では言い表せないほど立派な造りだった。国宝の鴬張りの廊下を伝って案内された広間(本堂?)には、家康公ゆかりの大太鼓が置かれていて、触りに行った三男が怒られたことを今でも鮮明に覚えている。
庭園の手入れも隅々まで行き届いていてビックリした。「ここに限らず、京の桜の美しさは格別だよ」。同住職の言葉が今でも耳にこびりついている。
数時間滞在したのちJR京都駅までタクシーで移動。が、「あかつき」の出発時刻まではまだ相当あるということで、街中の銭湯で汗を流すことにした。
サッパリ気分で乗り込んだ「あかつき」の車内は快適だった。家人も3人の子供(男ばかり)も上下の寝台を行ったり来たりして楽しそうだった。
思えば、自らの受験で上京したのは「さくら号」だった。もうその車体はすでになく、「あかつき」も姿を消す。そして島鉄南線も…。時代はどこへ向かうのだろうか?
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