まだ来ない〃小百合命〃 - 西田敏行さん素直に禁煙!! -
吉永小百合さんが島原半島に来られると聞いて、1冊の文庫本をアマゾン(ネット通販)で取り寄せて拾い読みしている。
本のタイトルは『昭和が明るかった頃』。著者は関川夏央(なつお)さん。10年以上も前に月刊誌『諸君』で連載されていたことをふと思い出したからだ。
この本では吉永さんの生い立ち、家族関係、日活入りの〃裏話〃等が事細かに描かれていて大変に面白いのだが、敢えてその中身の説明は避ける。
それよりも目下の問題は、肉離れした右脚である。病院では〃患部〃が痛くないように、と簡易ギプスを設置して下さった。
これは、ズボンの上から脱着が可能となっているスグレモノ。今更ながら、「マジックテープ」を発明したレオナルド・ダ・ビンチの〃天才ぶり〃に驚く。
ふだん生活している分には、さほど痛みも感じないし、どうってことはない。が、ちょっと油断するとまだ〃激痛〃が走る。
加えて松葉杖。股下70センチ弱に巻かれたギプスとの組み合わせは、傍から見れば、さぞかし〃珍奇〃に映ることだろう。
ただ、この程度のことでメゲないのが、自分の〃真骨頂〃である、とわきまえているので、必死の形相でアチコチと這いずり回っている。
総じて感じることは、島原半島の人々はやさしい。中にはこの恰好を見て、指差して笑う〃不心得者〃もいるが、10人中9人は「どがんしたと、大丈夫ね?」と声を掛けて下さる。
一方で「いやー、吉永小百合さんと競演しよったら、ちょっと危険なシーンのあったけん、仕方んなかったと」などと〃虚勢〃を張っている自分が情けないと言えば、情けない。
しかし、今朝ほどはプロデューサー(女性)の方からお見舞いの電話をいただいてとても嬉しかった。そうか、ちゃんと見ている人は見ているのだ。欲を言えば、電話の相手が吉永さんだったら!?まあ、それは身の程知らずの〃強欲〃というものか…。
それからこれは島原出身の舞台俳優、福田信昭(青年座)さんから聞いた話だが、西田敏行さんは吉永さんから「もうタバコはお止めなさい!!」と言われてスパッと止めたそうな。
福田さんはその〃事実〃を小生の耳元で囁きながら、「清水さんも、吉永さんからそう言われたら、タバコ止められます?」と訊いてきた。
小生は間髪を置かずこう答えた。「もちろんです。吉永さんから命じられたら、タバコと言わず、酒だって断ってみせます!!」と。
福田さんによれば、「確かにそのメッセージをマネージャーさんに伝えた」とのことだったが、吉永さんからはまだ、何の連絡も来ない。
エーイ、こうなったらヤケ酒だ。タバコだってもっと吸ってやる!!
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