2008/03/26

「履正社」という学校 - さくらパパはどうしてる? -

先日、何げなくテレビをつけたら、高校野球選抜大会(一回戦)の模様のダイジェスト。中で、近畿代表の「履正社」というチームを紹介していた。

対戦相手は中国代表の下関商業。かつて池永正明投手(→西鉄ライオンズ)を擁して全国制覇(63年春)を果たしたこともある伝統高だ。

結果は、延長戦を制して、履正社が3対2で勝利。が、そんな事はどうでもいい。関心を持ったのは、その校名だ。

早速、同校(大正11年創立)のホームページを開いてみると、校訓の一番目に「履正不畏」が掲げられていた!!続いて「勤労愛好」「報本反始」と。

本欄のタイトルについては連載初回に、「三国志、魏、崔林伝」などと、その出典を明らかにしているので重複を避けるが、何だか知らない土地で知人を見かけたような気分だ。

スポーツついでに、日曜日の女子ゴルフ(ヨコハマタイヤ)。十中八九勝利を手にしたかのように見えた横峯さくら選手が、最終18番ホールで痛恨のダブルボギー。

結果はプレーオフの末、韓国の申智愛選手(世界ランク7位)が日本ツアー初戦にして、栄えある優勝をもぎ取った。

ゴルフファンの方なら即座に感じられたことだと思うが、この光景は昨年秋の「上田-横峯」の決戦とは真逆の構図だった。

ゴルフに限らず、勝負の世界は非情だ。勝利の陰には、必ず敗者がいる。横峯選手にはこの悔しさをバネに、さらに飛躍を期してほしい。

ところで、晴れて参議院議員となられた〃さくらパパ〃こと横峯良郎氏はどうされているのだろうか。最近はとんとマスコミにも登場しなくなったが…。

またどこぞで人目を忍んでの〃乱痴気騒ぎ〃だろうか。余計なお世話だが、今度は週刊誌に嗅ぎつかれないように…。

最初に氏の講演(熊本市)を聴いた時は、愛娘が売り出し中とあって、随分と鼻息が荒かった。正直「なんだ、この野郎は!?」と思った。

ただ、同じくプロを目指し挫折した姉(次女)への処遇について語った時は、「この親父、タダ者でない」という気はした。

この手の輩は良くも悪しくも〃興行師〃である。当たれば大きいが、外れると大損して、批判の矢面に立たされる。

別の言い方をすれば、「固い志」の持ち主とも言えよう。他人がどう言おうとも、「我が道は、我が道」を地でゆくタイプ。羨ましくもある。

さて、弥生3月もいよいよ残り1週間を切った。春は「出発」の季節であると同時に、「別れ」のシーズンでもある。

長年勤しんだ職場を離れる人も多いだろう。名刺の右肩に「退任」や「転勤」の挨拶スタンプを目にする度に、我が来し方、行く末を思う - 「汝に志ありや」。はて?