2008/04/23

韓国資本が日本を急襲 - 近い将来、同一経済圏に!? -

‐(株)CATV島原専務 清水眞守‐

韓国からの観光客が多い。今朝も島原市内のホテルを訪ねたら、団体客がロビーを席巻していた。

商売柄、海外に出かけることは多かったが、韓国出張の記憶は余りない。最近では4年程前にジェトロ(日本貿易振興機構)の使節団員として、テジョン市を訪問したくらいだ。

21日付けの長崎新聞社会面には、韓国資本の進出が相次ぐ「対馬の現況」がレポートされていた。がしかし、週刊新潮(24日号)の後追いのような内容で、余り面白くなかった。

だが、今やその傾向は対馬だけに限らない。韓国資本によるゴルフ場の買収は〃日常茶飯事〃で、先週末に同業者と回った琴海町の「オーシャン・パレス」も例外ではなかった。

初めて訪れたゴルフ場だったが、以前は「長崎空港カントリー」という名称だった、そうな。

身近なところでは「愛野カントリー」がすでに韓国系だ。一緒にプレーしたことはないが、彼らは焼肉&キムチパワーで、やたらと〃飛距離〃が出そうな気がする。

そんなことより、食堂等で韓国語が容赦なく飛び交っている中にいると、「ここは日本なのに…」などと、何かしら〃違和感〃を覚えてしまう。

これも一種の〃愛国心〃かも知れないが、以前ニューヨーク・マンハッタン地区の高層ビルなどをジャパンマネーが買い占めていた〃史実〃を振り返ると、割り切れない思いだ。

日本より緯度が北に位置する韓国の気候は厳しく、冬場にはクローズするゴルフ場も多い、と聞く。その点、九州内のゴルフ場は余程のことがない限り、閉まることはない。

恐らく、韓国のデベロッパー関係者もこの点を考慮に入れて、積極的に資本を投下しているのだろう。加えて、海外旅行客も運べるのだから。

日本も〃円高〃の今こそ、海外旅行のチャンスである。しかし、折からの物価高の影響で、それほど余裕のある人は…。少なくとも小生の周りにはいない。

ただ、ここに来て、4年前の渡韓時にジェトロ関係者が語っていた話の内容が、にわかに〃現実味〃を帯びてきたような感じがする。

それは、いずれそう遠くない将来に、世界からすると日本と韓国とは同じ〃経済圏〃に属するようになる、というもの。

極論すれば、両国間の交易における「関税」の類いが撤廃されるということだろうが、それはともかくとしても、こうも頻繁に接する機会が多くなると、改めてその言葉の意味を考えさせられてしまう。

たまたま韓国の大統領が来日していることもあって、日韓関連の記事に触れる機会も多いが、お互い隣国同士、仲良くすることに越したことはない。

ただ、一つだけお願いがある。浴場の後始末だけはきちんとしていただきたい。郷に入っては郷に従え、だと思う。