2008/04/28

新番組が始まります - 初回のゲストは吉岡市長 -

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

ただ今の時刻、午前4時30分。誰もいない会社で独りパソコンに向かっている様は、どう見ても〃異常〃である。

経緯は忘れたが、とうとうレギュラー番組を持つ破目になってしまった。しかも、テレビ・ラジオ双方の〃同時生中継〃で。

ラジオを始めた時点から、新聞を合わせた「三位一体」方針を目指していたので、半ば既定の路線ではあるが、いざ自分が出演するとなると…。

番組タイトルは「ターニングポイント」。辞書で引くと、「転換点」「節目」などとある。誰かにその話をしたら、「映画にありましたよ、そのタイトル」というが記憶にない。「バニシングポイント」という作品はあったが(71年)。

「バニッシュ」とは「こつ然と消え去る」という意味だが、「空(から)になる」というのが、その語源だそうな。エーイこうなりゃ、色んな邪念を捨て去って「空」になって臨むしかない!!

一方で、同一タイトルの番組(テレビ朝日系)が10年程前にあったこともわかった。ユースケ・サンタマリヤと優香が司会し、山本寛斎がコメンテーターを務めていたというが、視た覚えはない。

余り視聴率が取れずに、1年で打ち切りになったそうだ。始まる前から縁起でもないが、ここは一つ「心を空にして」 - 。

話は変わるが、人気の大河ドラマ「篤姫」の舞台となっている薩摩では、物事に迷っている輩に送る有名な言葉がある。「泣こかい、跳ぼかい、泣こよか、ひっ跳べ」 - 。前向きな行動を後押しする教えだ。

本来であれば来月スタートの予定だったが、前倒しとなり、きょう28日から始まる。初回のゲストは、その薩摩とも縁の深い島原市の吉岡庭二郎市長。

はて、番組の中で何をインタビューしたものやら、少しも考えがまとまらない…。イヤイヤ、ただ「ひっ跳ぶ」のみだ。

放送枠は毎月曜日の午後7時から同55分まで。夕刊エリアでは、その時間帯には、すでに本紙が届いているはずだから、何ともまぁー間(ま)の悪い…。

視聴者、並びに聴取者の皆様にはどうか、このはっきりと予想される〃不手際〃の数々をお許しいただきたい。慣れるまでに幾度も幾度も「失敗」することは間違いない。

外はまだ暗い。車の音も聞こえない。ひたすら心を「空」にして、キーボードに向かっている。

と、もう一個別の「ポイント」が浮かんできた。マーケティング理論で言うところの「ティッピングポイント」という言葉だ。

その定義は「あるアイデアや流行、社会的行動が〃敷居〃を超えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」のこと。

「ターニングポイント」という新番組を「ティッピングポイント」に持っていくまで、恥を忍んで頑張ろう。夜も明けてきた。