2008/05/17

実効性のある大会に!!…14日現在、730人が申込み

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

17日正午から芝公園の東京プリンスホテルで開かれる「関東島原半島会創立60周年記念大会」に参加するため上京している。

参加者は当初の予定(500人)を大幅にオーバーして、14日現在で何と730人。八幡秀昭さんをはじめ実行委員会のメンバーらは「嬉しい悲鳴をあげている」とか。

会場の「鳳凰の間」は、この日ばかりは島原半島の「飛び地」と化すだろう。何と食材に限らず花卉類まで「地元産」で埋め尽くすということである。

既報の通り、「カボチャテレビ」と「FMしまばら」では、現地からの〃生中継〃に挑む。一抹の不安は隠せないものの、ここまで来たら「チャレンジ精神」でぶつかるのみだ。

当日の賑わいぶりは後日レポートしたいが、「創立60周年」ということは、人間で言えば「還暦」の年齢だ。ということは、これはもう紛れもない「歴史」である。

単純に計算して、発足した年は戦後間もない昭和23年(1948)。いわゆる「団塊世代」のベビーたちが次々と誕生していた頃だ。果たして、その時代の東京の様子は?年表やグラフを元に、主だったニュースを調べてみた。

社会面で見ると、「帝銀事件」「覚醒剤ヒロポンの乱用」「東宝争議」「踊る宗教」「昭電疑獄」…。吉田茂自由党総裁が首班指名されたのは10月15日。芸能関係では、昭和の歌姫、美空ひばりがこの年の5月に本格デビューを飾っている。

いちいち拾い上げたらきりがないので、この辺りで打ち止めにするが、日本の西の果ての「片田舎」から出て行った当時の人々の心中やいかに。ましてや、世相は戦後の混乱期。飛行機で日帰りも可能となった昨今の風潮とは、土台ステージが違う。

華やかな祝いの宴に水をさすつもりは毛頭ないが、やはり「先人」あっての「現在」である。社員共々襟を正して臨みたい。

さて、先般の金子知事の視察(12日)でも、本大会の話に少し触れたが、同知事も「ほー、700人以上も集まられますか。大したものだ」と、驚嘆した様子だった。

しかし、さすがに県政トップの人だけに、政治的な感性が鋭かった。早速その話の後で間髪を置かず、「それって『ふるさと納税』に繋がらないか」と、畳みかけてこられた。

小生が初めてこの企画の話を伺った際に、八幡実行委員長の口から出てきたキーワードが、この「ふるさと納税」という言葉だった。決して、都会に出て成功している人々に無心を求めようという、つもりで言っているのではない。

その点は重々誤解なきよう!!支え合って「人」である。育てるだけ育てて、後は知らんという「教育的過疎地」だけにはなりたくないものだ。首都圏での「古里談義」が実効性を伴うよう、改めて願っている。