2008/05/16

家畜の「げっぷ」問題!?…カボチャ番組が今年も入賞

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

実は、弊社が制作した番組が今年も、財団法人日本ケーブルテレビ連盟九州支部主催のコンクールで、どうやら〃上位入賞〃を果たしそうな雲行きである。昨年は第3席。

事務局から寄せられた情報によると、予選を通過したのは10作品で、今月28日に福岡市内のホテルで開かれる同定期総会が〃本選〃になる、という。

同コンクールには、自主制作を行っている九州・沖縄内の約80社のケーブル局から、30点を超える応募があった。

カボチャテレビの作品は「羊・ヤギを使って環境にやさしいまちづくり」というタイトル。日々の情報番組「しまばらNOW」の中でも紹介されたものだ。

現時点でのトップはすでに一昨年度に〃グランプリ獲得〃の実績のある、佐賀県の伊万里ケーブルテレビジョンが制作したドキュメント番組「トンテントン~祭りの行方」。

弊社を含めて5位までは〃僅差〃の違いしかないので、今から本選の結果を楽しみにしている。ちなみに県別で見ると、10位以内の入賞局は、福岡、佐賀、大分が各2社。長崎県下では弊社のみだ。

そんな嬉しい知らせを聞きながら、15日付の朝日新聞を読んでいたら、何と「首相の動静」を報じている政治面に、〈日・NZ首脳、研究合意/家畜の「げっぷ」抑制策で協力へ〉の3本見出し!!

小生は思わずヒザを叩いてしまった。何故なら、弊社の作品ではいち早く「その問題点」を〃指摘〃していたからだ。しかも、極めてユーモラスに!!

このままだと内容が分かりづらいと思うので、少し朝日の記事を借りて、補足説明を試みると - 。

〈福田首相は14日、ニュージーランドのクラーク首相(女性)と首相官邸で会談。地球温暖化を進める温室効果ガスの一つで、家畜が排出する「げっぷ」に含まれるメタン発生の抑制策の共同研究を進めることで合意した〉

一方、同日付の島原新聞(二面)を見ると、県島原振興局と島原農高のタイアップによる、ロバやヤギ、ヒツジなどの「食の習性」を検証・活用する「ふれあい動物園」の記事が掲載されていた。

弊社の作品はまさしく同局や同校との「共同作業」の中から誕生したもの。平たく言うと、今や国際ネタともなっている「家畜のげっぷ問題」を取り上げている点がミソだ。エヘン!!何も小生が威張る話ではないが…。

まあ、そんな事より、地元の身近なニュース素材がグローバルな「地球環境問題」まで繋がるなんて、これまでは到底考えられなかったこと。

素直に、単純に驚くと同時に、先代の早稲田大学総長、奥島孝康さんが提唱していた「グローカリズム」という言葉の意味を改めて噛み締めている。

そう、我々は〃地球市民〃なのだ!!