2008/05/02

ツバメの季節到来!! - スポーツ風景も様変わり -

‐(株)ケーブルテレビジョン島原専務 清水眞守‐

確か、週間天気予報では今週いっぱいは「晴れ」だったはずだが、早くもぐずつき、折角のゴールデンウイークも出鼻をくじかれた格好だ。

まあ、それはともかくとしても、ことしは5月1日が「八十八夜」だという。「八十八夜の別れ霜」という言葉に代表されるように、この日を境に霜も降らなくなる。

「八十八夜」と言えば、何と言っても茶摘み。島原観光ホテル小涌園(足立進一社長)では、「コーヒー」「イチゴ」に続いて「茶風呂」を提供する、という。

百聞は一見に如かずだから、実際に入ってみれば分かることだが、メタボの身からすれば「緑茶の香り」も結構だが、「ウーロン茶」の薬効も捨てがたい。

もう随分と香港にも行っていないので忘れてしまったが、アバディーンに「ジャンボ」という海上レストランがあって、海鮮料理の後にウーロン茶で手を洗ったことを覚えている。

船上では、現地の老人たちが大きなマージャン牌で遊んでいた。本場・中国の事情は知らないが、当時からすると、小生の周囲ではマージャン人口は激減したように思う。

学生時代は授業そっちのけで雀荘に足繁く通った。行き付けは「ジャワ」という店で、女優くずれのママさんが仕切っていた。

中に毛色の変わった爺さんがいて、ゲームそっちのけで煙草をふかしながらいつも読書に耽っていた。その人が日活全盛期に「ヌーベルバーグの旗手」として騒がれた、中平康監督だったとは後で知った。

窓越しに曇り空を恨めしく見上げていると、何やら見慣れない小鳥が飛んでいる。よく目を凝らして見ると、何のことはないツバメの親子だった。

へーそうか、もうツバメが飛来してくる季節になったか。ツバメと言えば、「スワローズ」。今でこそ「ヤクルト」だが、昔は「国鉄」の球団だった。

エースは、ご存知「カネやん」こと金田正一投手。我が国プロ野球史上で、前人未到の四百勝を成し遂げた大投手だ。

「カネやん」で思い出すのは、絶対に肩を冷やさなかったこと。幼い頃に読んだ少年雑誌の記事によれば、夏場でも必ず掛け布団にくるまって寝ていた、という。

ところが、最近のプロ野球関連のテレビニュースを観ていると、アイシング(冷却措置)をした格好で、ピッチャーがインタビューに応えている。一体いつごろから変わったのだろうか?

同じような疑問が「ウサギ跳び」についても言える。少なくとも昭和40年代の前半までは、「ウサギ跳び」は必須トレーニングの一つであったはずだ。

それが学校現場から忽然と消えたのはいつごろか?はたまた、どうして取り止めになったのか?

月の節目に、様々な思い出を振り返りながら、花に水を撒く。今日5月1日はメーデー、そして次男の誕生日であった。